4K HDRやSnapdragon 835の実力は? 「Xperia XZ Premium」の使い勝手を試す(3/3 ページ)

» 2017年05月26日 19時00分 公開
[島徹ITmedia]
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動く被写体を逃さない「Motion Eyeカメラシステム」

 メインカメラには「Motion Eyeカメラシステム」と呼ぶ1920万画素の新型カメラを搭載。センサー部にメモリを搭載した新開発の「Exmor RS for mobileセンサー」により、後述する960fpsスローモーション撮影のほか、CMOSセンサーが苦手とする高速移動する被写体を撮った際のゆがみを防げるようになった。

 従来モデルと同じく、F値2.0・広角25mmのレンズや5軸手ブレ補正を搭載し、暗所撮影にも強い。また、レーザーAF、ホワイトバランスを安定させるRGBC-IRセンサーなど撮影補助のセンサーも充実している。4K動画撮影も可能だ。インカメラは22mm広角レンズのExmor RS for mobile 1320万画素センサー搭載。多人数での自分撮りも楽だ。

 新機能「先読み撮影」は、カメラ起動時に動いている被写体を検知した状態でシャッターを押すと、自動的にシャッターを押す直前の写真3枚を含んだ4枚の写真を記録。ベストショットを選んで保存できる。いちいち撮影モードを切り替えずに利用できるのが便利だ。シャッタータイミングの難しい動物などの被写体を撮るときに活躍してくれるだろう。

Xperia XZ Premium 上から人形が落ちてくる玩具を撮影
Xperia XZ Premium 「先読み撮影」が自動的に動作し、シャッターを押す直前のカットも記録された

 動画は「スーパースローモーション」撮影を搭載。HD動画の撮影中に専用ボタンを押すと、0.2秒間だけ最大960fpsのスーパースローモーション映像が記録される。うまくをタイミングを合わせれば映画「マトリックス」のような、急にスローモーションになる映像を撮影することも可能だ。

Xperia XZ Premium スーパースローを有効にすると、通常のHD動画撮影中にボタンを押した直後0.2秒間だけ960fps撮影になる
Xperia XZ Premium スーパースローで撮影すると、映画マトリックスのように通常速度の映像が急にスローモーションになり、また通常速度に戻る映像を撮影できる

 今回のXperia XZ Premiumは4K HDRディスプレイやSnapdragon 835搭載のみが注目されがちだが、USB3.1対応の内蔵ストレージやBluetooth 5.0など細かい部分でも最新機能を取り入れている。また、デザインや形状の変更で持ちやすさや操作性もかなり良好だ。ガジェット好きから大画面スマホが欲しい人まで幅広くオススメしやすい製品に仕上がっている印象を受けた。

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