「UQで引き留めできてる?」「3Gはいつ終わる?」――KDDI株主総会の注目質問まとめ

» 2017年06月21日 21時50分 公開
[井上翔ITmedia]

 KDDIは6月21日、第33期(2016年度)定時株主総会を開催した。同社の田中孝司社長が議長となり、同期の事業報告を行った後、第34期(2017年度)事業方針を説明した。

 その後行われた一般株主からの質疑で、「UQ mobileによるリクープ効果は?」「3Gは2024年に終わるのか?」「連結外のMVNOを増やす取り組みはしないのか?」という旨の質問が発せられた。KDDIの経営陣はどう答えたのだろうか? 体裁を整えた上でそのやりとりをまとめた。

 なお、本文中の写真は全て、会場の別室に設けられたモニターを撮影したものとなる。また、本文中の役員の肩書きは株主総会前のものを使っている。あらかじめご了承いただきたい。

田中孝司社長 株主総会の議長を務めた田中孝司社長
お土産 株主総会出席者へのお土産。、KIHACHIのバウムクーヘン(5個入り)、KDDIとauロゴの入ったタオル(1枚)とペットボトル入りミネラルウォーター(1本)がプレゼントされた。左の「au WALLET Market」で取り扱っている商品を取り寄せられるカタログギフトは、株主優待品だ

UQ mobileはリクープに役立っている?

株主 2016年8月の投資家向け説明会で「Y!mobileに苦戦している。UQ mobileを使ってリクープ(auからの転出者の巻き取りを)したい」と言っていたと思う。効果は出ているのか?

石川雄三副社長 結論から申し上げると、8月以降にUQ mobileの認知度が上がり、そのおかげもありリクープができるようになってきた。ただし、リクープだけではユーザーは増えないので、他社のお客さまにもUQ mobileに入ってきてもらえるように取り組んでいるが、こちらもだいぶ進んできている。

 加えて申し上げると、当社は3社(※)のMVNOを連結対象としているが、J:COM(ジュピターテレコム)の「J:COM MOBILE」も2016年からリクープや他社からの獲得に力を入れている。

 お客さまをしっかり守る(=KDDIグループの外に出さない)ことと、他社から入ってきていただくお客さまを増やす取り組みを強化していきたい。

※筆者注:沖縄県でUQ mobileを手がける「UQモバイル沖縄」を含めると、厳密には4社となる。

MVNO事業への取り組み KDDIでは、グループ内のMVNO4社(3ブランド)を活用してグループ外への転出を阻止しつつ、他社からの転入を狙っている

3Gは2024年まで?

株主 「3G携帯電話やEZwebは2024年で終了する」という旨の書き込みをインターネットで見かけた。3G携帯電話の状況について、教えてほしい。

田中社長 3G携帯電話を使っているユーザーはまだまだいらっしゃる。一方で、2016年度には3Gネットワークの減損処理を行ったが、全体のトラフィックに占める3Gの比率が減っているのは事実でもある。

 状況を見極めて、今後どうしていくか検討していきたい。「2024年終了」ということを発表したことはない。

子会社“以外”のMVNOを増やす施策は?

株主 MVNOの施策について伺いたい。「mineo(ケイ・オプティコム)」や「IIJmio(IIJ:インターネットイニシアティブ)」のように、連結子会社以外の(au回線を利用する)MVNOを増やすための具体的な施策は考えているのか。

田中社長 先ほど説明した3ブランドは当社の連結子会社で、(株主が指摘した)2社とはそもそも違う。

 我々は一定の料金でネットワークを頂く立場で、ケイ・オプティコムやIIJは自ら戦略を立ててサービスを提供する立場である。そういうことで「頑張ってください」というスタンスだ。

子会社MVNO KDDIとしては資本関係のないMVNOの拡大を積極的に行う考えはないようだ

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