あまり明るいとはいえない室内で料理写真を撮り比べ。どれもオートで撮影した。料理モードなどは使っていない。
これも並べてみよう。2つの陣営にくっきり分かれた。Xperia XZ PremiumとGalaxy S8+はやや赤みが乗っていて料理がおいしそうに見える。料理モードで撮ったのかというくらい、色の調整が優秀だ。特にXperia XZ Premiumは、かつてメシマズ写真になりやすいといわれたXperiaのイメージを払拭(ふっしょく)するデキ。
残りの2機種はリアル派。たぶん、こっちの方が色的にはリアルで正しいが、料理写真としてはXperia XZ PremiumやGalaxy S8+に一歩譲る感じだ。
これも元画像をどうぞ。
なお、料理写真を撮るとき、P10 Plusのワイドアパーチャ機能はけっこう有効である。背景をぼかすとメインの料理が引き立つから。
夜に強いのはどれか。深夜、閉店して街の明かりがぐっと落ちた新宿三丁目の交差点でちょいと撮ってみた。
光学式手ブレ補正を持っており(Xperia XZ Premium以外の3機種が対応)、なおかつシャッタースピードを落として画質優先の設計をする機種が有利なのであるが、どれも予想以上の写り。風景編と同等の結果だ。
夜景は、画質を維持しようと思うとシャッタースピードが遅くなる(ブレやすい)し、ブレを防ごうと思うとISO感度を上げねばならなくなり、画質が落ちる。
ここでは明るいレンズ(F1.8とかいうヤツ。数字が小さい方が明るい=少ない光でも撮れる)を持ち、なおかつ光学式手ブレ補正機構を持つ機種が有利だ。
なお、どれも手持ちでの撮影で、三脚などは使ってない。
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