“6つのレンズ”を付けられるゴツいiPhone 7 Plus専用ケース「ShiftCam」を楽しむ荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/2 ページ)

» 2017年08月16日 20時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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魚眼レンズ×1.5倍望遠レンズ

 最後の組は、広角側が「魚眼レンズ」、望遠側が「1.5倍望遠レンズ」だ。「あれ?」と思った方。正解だ。望遠側は1つ目の組と同じレンズが付いているのだ。

3段階目 さらに1ステップずらすと魚眼レンズと1.5倍望遠レンズに切り替わる

 よって、作例も魚眼レンズのものだけ載せる。

魚眼で撮影したひまわり畑 魚眼で撮影したひまわり畑

 写る範囲がぐわっと広がったのがわかるかと思う。

 短辺側がちょっとはみ出てしまうので完全な円形魚眼にはならないけれど、長辺は180度ちゃんと撮れている。魚眼レンズならではの「ぎょわん」とした写りを楽しむべし。

邪魔なら外せるレンズユニット

 というわけである。

 確かにレンズは6つあるけれど、そのうち2つは同じものなので、レンズ自体は4種類というのがミソ。クオリティにちょっと注文つけたけれど、世間で売ってるスマートフォン用のワイコンやテレコンや魚眼やマクロって、どれもこれよりもっとデカくて分厚いレンズなのである。これらを約1cmの厚みで収めたのは実はスゴいことで、利便性では圧倒的に上だ。

 ただ、わずか1cmほどでも、レンズユニットのはみだしが「携帯時の収納に困る」「邪魔だ」ということもあろう。

 ご安心を。レンズユニットは簡単に取り外せるのだ。上に引っこ抜けば良いのだ。

取り外したレンズユニット 取り外したレンズユニットとレンズカバー。レンズカバーにはレンズの特性が書いてある。望遠レンズの所には「2x(2倍)」とあるけど、同社のスペック表では「1.5倍」となってるのでその辺はちょっと謎

iPhone 7 Plus用ケースとしてはどうか?

 つまるところ、ShiftCamは「レンズ付きiPhone 7 Plusケース」である。使うときはiPhoneケースにiPhoneを入れるような感じでセットする。

 となると、「常用ケースとしてはどうか?」というのは重要だ。

 とりあえず、普段持ち歩くとするとこんな感じになる。

普段の持ち歩きのイメージ 普段はこんな状態でケースとして使う

 ケースにはストラップホールが付いている。iPhone 7 Plusは大きいから、手から落としやすい。ストラップを装着すれば、本体の不意な落下を防げる。ストラップが付けられるのはうれしい。

 また、カメラとして使うときに安定するようにケースのグリップ部分はちょっと飛び出ていて、厚みもある(実測で約1.5cm)。グリップ部分以外も頑丈な作りになっていて、本体の保護もバッチリ問題ない。

グリップしている図 グリップ用のでっぱりにこのように指をかければ、しっかり握って撮影できる。これはよい

 さらに、レンズユニットを付けた状態でもApple Payは使えた。

 レンズユニットの分だけ厚くなること以外は、ケースとして実用上の問題はなさそうだ。

望遠側で撮りたい時は要注意!

 と、かなり面白いレンズ付きケースではあるが、望遠カメラを使いたい時には注意が必要だ。

 以前に記事で書いたけれども、標準カメラアプリでは「2x」を指定しても、望遠側のカメラを使うとは限らない。一定以上の暗さになると、「2x」を指定しても広角カメラを使ってデジタル2倍ズームをする仕様になってるのである。

 このケースを使う時は、この仕様を忘れちゃいけない。「望遠側で撮ったつもりなのに撮れてない!」ってことが起こりうる。

 それを防ぐには、「Microsoft Pix」や「Pro Camera」といった利用するカメラを固定できるサードパーティ製アプリを使うのが良い。以前に紹介した通り、iPhone 7 Plusのデュアルカメラに対応するアプリも増えている。

 もう1つ大事なのは、「ポートレートモード」(被写界深度エフェクト)を使えないということだ。

 iPhone 7 Plusのポートレートモードでは、広角カメラと望遠カメラ両方の画像を使って背景をボカす。よって、ShiftCamのレンズユニットのように広角側と望遠側で異なるレンズを装着しているとうまく撮影できないのだ。

 これらの注意点さえ頭に入れておけば、実に楽しい。

 持ち歩いてみてあれこれ撮影する中で、使用頻度が一番高かったのは0.65倍広角レンズだった。「もっと広角で撮りたい!」ということが意外に多かったのだ。

超広角ならではの迫力あるシーンを撮れる 超広角ならではの迫力あるシーンを撮れる
背景を広く撮りたいときもワイコンを使いたい 背景を広く撮りたいときもワイコンを使いたい

 2番目に多く使ったのが魚眼。魚眼って使いどころが難しいけれど、やっぱこういうの撮っちゃうよね。鼻デカ写真。

ごろんと転がってたうちの猫を魚眼で撮影 ごろんと転がってたうちの猫を魚眼で撮影

 そんなわけで、お値段はそれなりにするが、「頑丈なiPhoneケース」と「各種コンバージョンレンズ」のフルセットだと思えば、無茶な値段でもないかなとは思う。

 コンバージョンレンズのクオリティとしてはそんなに高くないけれど、カメラとしてのiPhoneをより楽しむための頑丈なケースと思えばいいんじゃないだろうか。少なくとも、こんなに簡単にいくつものレンズを切り替えて使えるケースは他にはあるまい。しかもiPhone 7 Plus専用なのだ。

 私は楽しんで使っております。

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