思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのシャープ製ケータイ「FOMA SH900i」です。
シャープ製のFOMA端末は、PDAと一体化した「SH2101V」が1号機ですが、SH900iはいわゆる「ケータイ」として初のFOMA端末となります。
当時、FOMAケータイは型番のルールの変更をはじめとする大きな転換期にありました(参考記事)。SH900iを含むFOMA 900iシリーズは一挙に5機種を投入され、「デコメール」や「キャラ電」といった新機能の追加、iアプリやFlashの最大容量拡大など、iモード機能を拡充することでFOMAがドコモの“フラグシップ”であることを印象付けました。
SH900iのカメラはシリーズ最高の202万画素で、オートフォーカス(AF)にも対応していました。当時のケータイカメラとしては最高クラスのスペックです。
またケータイ初のドキュメントビューワ機能「Picsel File Viewer」を搭載していました。PCなしでOffice(Word、Excel、PowerPoint)ファイルやPDFファイルといったビジネス文書を閲覧することができました。データをケータイ用に変換する必要もなく、miniSDカードの指定フォルダに保存しておけば、ケータイでいつでも書類を確認できて便利でした。
(機材協力:携帯市場)
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