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「ゆうちょPay」を使ってみた どんなメリットがある? 不満点は?(3/3 ページ)

» 2019年05月26日 06時00分 公開
[井上晃ITmedia]
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キャッシュアウトが便利

 ゆうちょPayの特筆すべき機能として、東急電鉄の券売機から現金を引き出せる「キャッシュアウト」がある。これは東急線の駅券売機にQRコードを読み込ませることで、現金を引き出せるというもの。使用できるのは首都圏の一部エリアに限られてしまうが、現金が手元になくATMもすぐには見つからないようなシーンで活躍する。

 同機能は初期状態ではオフになっているので、初回利用時には設定をオンに切り替えよう。

ゆうちょPayゆうちょPay ゆうちょPayのメニューを開き、「キャッシュアウト」を選択(写真=左)。「設定変更」をタップ(写真=右)
ゆうちょPay 「キャッシュアウトの利用」のスイッチをオンにしよう。同画面で利用上限金額もカスタマイズできる

 初期設定が済んだら再度キャッシュアウトを選択し、引き出したい金額を選択して操作を進める。券売機の前でこの操作を行うと時間がかかってしまうので、慣れるまではQRコードを表示させてから券売機に並ぶのがいいだろう。

ゆうちょPayゆうちょPay 再度メニューから「キャッシュアウト」を選び、「金額を選択」をタップ(写真=左)。1万円、2万円、3万円のどれかを選択する(写真=右)
ゆうちょPayゆうちょPay 「コード発行」を右にスワイプし(写真=左)、認証する(写真=右)
ゆうちょPay QRコードが表示された

 QRコードを表示できたら、東急線の駅にあるQRコードリーダー付きの券売機で操作する。スマートフォンに表示されたQRコードをかざせば、指定した額の現金が引き出される。なお、キャッシュアウト機能で出金できるのは1万円札のみだ。

ゆうちょPay 券売機で「その他」をタップ
ゆうちょPay 「キャッシュアウト」を選択
ゆうちょPay 券売機に備わっているリーダーにアプリで表示されたQRコードをかざす
ゆうちょPay 券売機から出金できた

 キャッシュアウト機能に関して注意したいことは2点ある。1つは、東急線であっても「こどもの国線」など一部路線は対応していないこと。もう1つは利用可能時間が5時〜23時に制限されていることだ。つまり、終電間際は利用できない。

 キャッシュアウト利用時の手数料は、2019年6月30日まで無料。7月1日から2020年1月3日までは100円(税別、以下同)。それ以降は、平日8時45分〜18時が100円、上記以外が200円となる。

LINE Payと合わせてスマホからの出金手段として覚えておこう

 本音を言うと、レビュー用にゆうちょPayを数回使用した後は、数あるスマホ決済サービスのうち、あえてゆうちょPayを使おうという気持ちにはならなかった。そもそも、ゆうちょ銀行を連携するとしても、他のコード決済サービスの方が利用可能な店舗は多い。

 最大の利点といえる郵便局での支払い対応は、2020年2月から徐々に展開する予定であり、まだ当分先の話だ。また、現時点では個人間送金にも対応しておらず、他に特筆すべき機能はない。先着100万人に現金500円がプレゼントされる「ゆうちょPayデビューキャンペーン」は実施されているが、定番のコード決済アプリ群と比べるとやや地味だ。支払い時の大規模な還元キャンペーンはないため、すぐに使い始めるためのモチベーションに欠ける印象がある。

【訂正:5月27日17時55分】初出時、「ゆうちょPayデビューキャンペーン」の対象人数を「先着100人」としていましたが、正しくは「先着100万人」です。おわびして訂正いたします

 一方、東急線を通勤や通学などに利用しており、キャッシュレス生活になじんだゆえに現金をつい忘れてしまうような人にとっては、駅の券売機をATM代わりに現金を引き出せるのは貴重な機能だ。エリアが限られるために、万人向けとは決して言えないのが残念だが、いざというときにスマートフォンだけで現金を取り出せる手段用として重宝する。

 現金を引き出せるスマホ決済サービスとしては、全国のセブン銀行ATMから出金可能な「LINE Pay」も挙げられる。キャッシュレスを徹底する際には、コンビニではLINE Pay、東急線ではゆうちょPayから現金を引き出せるようにしておき、シーンごとに賢く使うといいだろう。該当エリアに住んでいる人は、ゆうちょPayもキャッシュカード代わりに登録しておくことを勧めたい。

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