MagSafe充電器との利用に最適な充電器は、iPhone 12シリーズに付属する「USB-C - Lightningケーブル」での急速充電に対応した充電器とほぼ同じです。Appleは最大15W充電の利用には9V/2.22Aか、9V/2.56A以上の充電器が必要と案内しています。
具体的に説明すると、前者の9V/2.22A対応はApple製の「20W USB-C 充電アダプタ(税込み2200円)」を指します。いわゆる純正品で、他社製品と比べても大差ない価格です。
後者の9V/2.56A以上は、各社が発売する24W(9V/2.56A)以上対応のUSB PD充電器を指します。現在はUSB PD対応かつ27W(9V/3A)以上に対応した製品が増えており、複数の機器を充電できる2ポート対応や、モバイルPCも充電できる45W以上の製品なども発売されています。
ちなみに、MagSafe充電器は既存の最大18W(9V/2A)USB PD対応充電器や、USB Type-C端子で5V/2.4A以上の電力を供給できる充電器にも対応しています。
MagSafe充電器で充電できる端末ですが、これまで説明した通りiPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxを最大15Wで、iPhone 12 miniを最大12Wで充電できます。
また、Qi規格の製品を最大7.5Wで充電できる互換性も持っています。従来のワイヤレス充電に対応したiPhoneや、対応ケースのAirPods、その他各社のQi対応製品も充電パッドに乗せて充電できます。
ただし、Apple Watchは独自の方式なので充電できません。このためか、AppleはMagSafe充電機と、Apple Watch用充電器の2つを並べられる「MagSafeデュアル充電パッド(税込み1万6280円)」の発売を予定しています。
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