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» 2021年12月15日 10時50分 公開

2021年を振り返る(2月編):「ahamo」「LINEMO」が注目を集める中、大幅値下げを発表した「IIJmio」Mobile Monthly Top10

1年間でよく読まれた記事を月単位で振り返る「Mobile Monthly Top10」。2021年2月は、NTTドコモの「ahamo」やソフトバンクの「LINEMO」に関する記事が良く読まれました。その影響か、MVNOにおける料金値下げのきっかけとなったIIJmioの新プランに関する記事も良く読まれました。

[井上翔,ITmedia]

 2021年も、残り16日です。ITmedia Mobileのアクセスランキングを月単位でチェックしつつ、この年を振り返っていこうと思います。今回は、1月のアクセス数トップ10を紹介します。

ahamo 大手キャリアのオンライン専用プランで一番注目を集めたのは、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」ですが……

 2021年2月のアクセスランキングでは、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」に関する記事が1位と10位に入り、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」に関する記事も5位に入りました。やはり、従来の料金プランよりも手頃なオンライン専用プランへの注目は非常に強いことが伺えます。

 大手キャリアのオンライン専用プランは2020年12月から2021年1月にかけて概要が発表されたものの、一部を除き詳細は発表されませんでした。遠回しではありますが、主に総務省からの「値下げ圧力」や「指摘」を受けて“急ごしらえ”で作ったプランだったのかな、という印象を受けてしまいました。他キャリアの“様子見”をするために、あえて詳細をぼかしたという面もあるのかもしれません。そういう意味では、2020年12月から2022年3月は“さや当て”の季節だったように思います。

IIJmio 大手キャリアの攻勢の中、IIJが新たに打ち出したIIJmioの「ギガプラン」は衝撃的でした

 大手キャリアの料金プランが事実上値下げされると、厳しい立場に追い込まれるのが、大手キャリアから携帯ネットワークを借りて通信サービスを提供するMVNOです。「格安SIM」とも呼ばれることが多いことからも分かる通り、多くのMVNOは大手キャリアよりも手頃な価格を武器にユーザーを増やしてきました。大手キャリアの料金が安くなると、MVNOを契約する同期が薄れてしまうのです。

 そんな中、「IIJmio」ブランドのもと個人向けMVNOサービスを提供するインターネットイニシアティブ(IIJ)は2月24日に新プランを発表することを予告し、2月24日に新プラン「ギガプラン」を発表しました。大手キャリアの料金攻勢の中、IIJがどのような新料金プランを発表するのか注目を集めたことから、発表の予告を知らせる記事はアクセス数の7位、ギガプランに関する考察記事はアクセス数の4位に入りました。

 IIJmioのギガプランは特に音声SIMの値下げ率が大きく、ある意味での「前評判」にたがわぬインパクトを与えました。IIJの動きに続くようにして、MVNO各社が音声通話対応プランを軸に値下げをしていくことになります。

 大手キャリアのオンライン専用プランがMVNOサービスの値下げを促し、低廉な料金が実現――ユーザー視点に立つと良いことのように思いますが、5Gエリアの整備を始めとするインフラの強化やユーザーサポートの充実を考えると良いこととは言いきれない面もあります。

 何にしても、安くし過ぎると何らかの“しわ寄せ”が出てしまいがちです。果たして「値下げ一辺倒」な方策は良いものなのか。2月は、そういう意味で考えさせられる月でもありました。

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