中国Huaweiは9月6日(現地時間)、最新フラグシップ端末「Mate 50 Pro」を発表した。P50 Pro同様、5Gには対応しない。中国での価格は6799元(約14万円)からとなっている。
最大の特徴はHuaweiの携帯電話として初めて衛星通信に対応したこと。携帯電話の基地局から電波が届かない場所でも、メッセージや位置情報を送受信できるという。衛星通信はAppleが9月8日(日本時間)に発表予定の「iPhone 14」(仮)にも実装されるとのウワサがあるが、Huaweiが先手を打った。
カメラに関しては独自画像処理技術として「XMAGE」を初採用した点も強調されている。「臨場感や透明感をより自然に表現できる」(同社)としている。
アウトカメラはシーンに応じて1.4から4.0まで絞り値を切り替えることが可能な5000万画素超光学ズームカメラを含むトリプルレンズ構成(下記)となっている。プロフェッショナルモードでは、絞りを10段階で調整できるため、被写界深度やボケ味を自在に変化させ、被写体と背景を明確に表現できるという。
インカメラは1300万画素超広角(F2.4)となっている。
ディスプレイは6.74型のフルHD+(1212×2616ピクセル)有機ELを搭載。10億7000万色を表現できる他、最大120Hzのリフレッシュレートをサポートしている。
OSはHarmony OS 3.0をプリインストールする。プロセッサは「Kirin」ではなく、Qualcommが発表した新プロセッサ「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載。ただし、他の5Gスマートフォンに搭載されているものとは違い、Mate 50 Proの場合は4G向けのプロセッサとなる。ストレージは256GB/512GBを内蔵する。NMメモリーカード(最大256GB)を搭載できる。
ネットワークはWi-Fiが802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetoothが5.2をサポートする。
バッテリーは4700mAh。66W急速充電に加え、50Wワイヤレス充電、7.5Wワイヤレス給電にも対応する。端子はUSB Type-C(USB 3.1 Gen 1)を備える。
IP68等級の防水/防塵(じん)にも対応する。
サイズは約75.5(幅)×162.1(高さ)×8.5(奥行き)mmで、重量はクンルン・ドーン、クンルン・サンバーストが約205g、フローイングパープル、フロストシルバー、オブシディアンゴールド ブラックが約209gとなっている。
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