Appleは11月6日(現地時間)、iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Maxの出荷台数が当初の想定よりも減る見込みだと発表した。
iPhone 14 Pro/Pro Maxは13 Proから前面のデザインが刷新。Face IDなどの認証や、インカメラでの撮影に活用するTrueDepthカメラの形状が変わり、その周囲を島に見立てて、必要に応じて通知や操作用のスペースに変化する「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」を搭載。ディスプレイを常に点灯できる「常時表示ディスプレイ」機能で、画面をロックした状態でも時計や天気などの情報を確認できる他、標準カメラアプリで4800万画素サイズ(48MP)の静止画を撮影できるのが大きな特徴となる。
Appleによると、中国・河南省の組み立て工場(鄭州工場)が新型コロナウイルスの感染抑制対策を講じたため、iPhone 14 Pro/Pro Maxの生産能力が大幅に落ち、当初の出荷台数予測を下回る見通し。「消費者に届くまでにさらに時間がかかる見込み」という。
Appleはニュースリリースの中で「サプライヤー(従業員)の健康と安全を優先しており、サプライヤーと緊密に連携し、通常の生産レベルに戻せるようにしたい」との考えを明らかにしており、新型コロナウイルスによる出荷台数への影響を極力減らしたいとしている。なお、2021年発売のiPhone 13 Proシリーズも出荷台数減で店舗に在庫がない状態が数カ月続くなどの事態となった。
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