AirPods Pro(第2世代)を超えるノイキャン性能 BOSEのワイヤレスイヤフォン「QC Earbuds II」を試す(3/3 ページ)

» 2023年04月08日 08時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

それぞれどんな人に向く?

 最後にスペックをおさらいし、まとめに移りたい。

 両機ともiPhoneとAndroidに対応するが、先の「探す」機能はiPhone向けなのでAirPods Pro(第2世代)と組み合わせるならiPhoneの方が機能をフルに活用できそうだ。

 Bluetoothのバージョンは5.3、コーデックはSBCとAAC。この点は両機共通仕様で、ソニーなどがカバーしがちなaptXやLDACには対応しない。

 バッテリー持続時間は公表されている通り、両機ともおおむね6時間の連続再生が可能だった。ただ、AirPods Pro(第2世代)で空間オーディオ対応の楽曲を再生し続けていると、やや短い5.4時間ほどとなった。さすがに半日、終日再生し続けるシーンは飛行機などでの両距離移動などに限られてくるはずなので、ここはケースに入れて小まめに充電するなど工夫すれば気にならないはずだ。

 楽曲の一時停止、再生、音量調整、ノイズキャンセリングのオン/オフの切り替えといった操作は両機ともイヤフォン(耳から飛び出る部分)をタッチ、スワイプするなどして行う。

 AirPods Pro(第2世代)のサイズはイヤフォンが約21.8(幅)×30.9(高さ)×24.0(厚さ)mm、ケースが約60.6 (幅)×45.2(高さ)×21.7(厚さ)mm。重量はイヤフォンが5.3g、ケースが50.8g。

 QC Earbuds IIのサイズはイヤフォンが1.7(幅)×3(高さ)×2.2(厚さ)cm、ケースが6(幅)×6.6(高さ)×2.7(奥行)cm。重量はイヤフォンが約6g、ケースが約60gとなっている。

 イヤフォンの耐久性については両機とも汗や水に強いIPX4等級の防滴に対応しており、アクティブなシーンでも問題なく使えそうだ。

 両機を一言で表すならAirPods Pro(第2世代)は付加機能が満載、QC Earbuds IIはノイキャン最強、という具合だ。どちらも税込みで4万円に迫る価格であるため、このカテゴリーにしては高価だが、「悩ましい」と思わず口にしてしまいそうなくらい、いい勝負をしていると感じた。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年