最後にスペックをおさらいし、まとめに移りたい。
両機ともiPhoneとAndroidに対応するが、先の「探す」機能はiPhone向けなのでAirPods Pro(第2世代)と組み合わせるならiPhoneの方が機能をフルに活用できそうだ。
Bluetoothのバージョンは5.3、コーデックはSBCとAAC。この点は両機共通仕様で、ソニーなどがカバーしがちなaptXやLDACには対応しない。
バッテリー持続時間は公表されている通り、両機ともおおむね6時間の連続再生が可能だった。ただ、AirPods Pro(第2世代)で空間オーディオ対応の楽曲を再生し続けていると、やや短い5.4時間ほどとなった。さすがに半日、終日再生し続けるシーンは飛行機などでの両距離移動などに限られてくるはずなので、ここはケースに入れて小まめに充電するなど工夫すれば気にならないはずだ。
楽曲の一時停止、再生、音量調整、ノイズキャンセリングのオン/オフの切り替えといった操作は両機ともイヤフォン(耳から飛び出る部分)をタッチ、スワイプするなどして行う。
AirPods Pro(第2世代)のサイズはイヤフォンが約21.8(幅)×30.9(高さ)×24.0(厚さ)mm、ケースが約60.6 (幅)×45.2(高さ)×21.7(厚さ)mm。重量はイヤフォンが5.3g、ケースが50.8g。
QC Earbuds IIのサイズはイヤフォンが1.7(幅)×3(高さ)×2.2(厚さ)cm、ケースが6(幅)×6.6(高さ)×2.7(奥行)cm。重量はイヤフォンが約6g、ケースが約60gとなっている。
イヤフォンの耐久性については両機とも汗や水に強いIPX4等級の防滴に対応しており、アクティブなシーンでも問題なく使えそうだ。
両機を一言で表すならAirPods Pro(第2世代)は付加機能が満載、QC Earbuds IIはノイキャン最強、という具合だ。どちらも税込みで4万円に迫る価格であるため、このカテゴリーにしては高価だが、「悩ましい」と思わず口にしてしまいそうなくらい、いい勝負をしていると感じた。
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