筆者は2021年9月から2023年9月までの約2年間、「iPad mini(第6世代)」を電子書籍用途に使ってきた。
iPad miniの魅力は8.3型ディスプレイでマルチタスクをこなしたり、別売りのApple Pencilで細かい作業を行ったりできること。iPad miniを電子書籍用途として使う理由はこれだ。電子書籍を読みながら、Apple Pencilで気になる言葉をタップし、その意味を調べるのに役立つ。
しかし、Googleの折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を買ったら、iPad miniを使う機会が減ってしまった。その理由は大きく2つある。
iPad miniの出番が減った最大の理由はPixel Fold、ひいては折りたたみスマホならではの特徴にある。大画面を必要とするときは開いて持ち、使わないときは折りたたんでポケットに入れて持ち運べるのがPixel Foldだ。
iPad miniでも十分コンパクトだが、やはりよりコンパクトになるPixel Foldの方が携帯しやすい。それぞれのサイズは次の通りとなる。
ギリギリ片手で持てるのもiPad miniのよさだったが、今となってはその考えも一変した。iPad miniのスペック上の横幅は134.8mmで、ある程度手が大きければ、片手でギュッと握ることができる。Pixel Foldは折りたためる構造からヒンジがあり、開いた状態でガチッと握ることはできないが、折りたたんでしまえば横幅79.5mmと一般的なスマホに近い。ギリギリ片手で持てるiPad miniよりも、よりコンパクトに収納できるPixel Foldの方が携帯性に優れている。
しかし、重量についてはあまり差を感じられない。両モデルを比べると、Pixel Foldの方がiPad miniよりも数g軽いことが分かる。
筆者の持つiPad mini Wi-Fi + Celluarモデル、いわゆるセルラー版よりもPixel Foldの方がややズッシリとした感じだ。Pixel FoldはiPad miniのWi-Fi + Celluarモデルよりも14g軽いが、その数値ほど体感差はない。
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