楽天モバイルは、5月のゴールデンウィークを前に、海外渡航時の通信費がいかにお得か、という点についてもアピールした。
国連世界観光機関(UNWTO)の報告によれば、国際観光客数はコロナ禍前の水準にまで戻っており、楽天モバイルとしては、海外での利用も促進したい狙いだ。
楽天モバイルが提供する「Rakuten最強プラン」では、海外渡航時に2GBまで高速通信を行える。例えばGoogle検索なら約625ページ分、Googleマップなら約1000回分、1通あたり約5KBのメールなら約20万通の送信、YouTubeで1時間あたり450MBの動画を見る場合は約2.2時間視聴すると、それぞれ1GBの容量を消費するという。それを“2回”できるということは、2GBでもいろいろこなせるということでもある。
2GBを超えた後も低速(最大128kbps)になるもののデータ通信は継続可能で、追加料金はかからない。ある程度使ったら低速になることを条件に、追加の支払いなく海外でも使えることが強みだ。
音声通話については「Rakuten Link」アプリを使えば、海外にいても日本の電話番号への通話が無料になる。iOSとAndroid間で多少仕様が異なるものの、日本国内の家族や友人と話す際に便利だという。また、Rakuten Link同士のSNSやチャットも、日本でも海外でも無料で利用できる。
2GB超過後の速度制限がネックになるなら、空港などでモバイルWi-Fiルーターをレンタルするか、現地のSIMカードを利用するといいだろうが、西村氏は海外で楽天モバイルを利用する人からは「SIMカードを現地で差し替えなくていい」「追加料金が不要で安心」という声が寄せられているという。
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