世界を変える5G

大阪・関西万博のスマホ通信は快適? 会場で充電できる? 気になる“スマホ事情”を解説(3/3 ページ)

» 2025年05月20日 14時00分 公開
[島徹ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

万博アプリは公式アプリとNTTのアプリを活用しよう

 大阪・関西万博のアプリやID周りの仕様や使い勝手は、決していいものではない。

 関連アプリだけでも5つ以上ありいずれも使い勝手が異なる上に、アプリによっては万博ID以外の情報登録を行う場合がある。アプリ多くして船山に登るといった状況だ。さらに、アプリ間でデザインが統一されていない、起動時に数秒間ロゴなどの表示で待たされるなど、今どきの一般アプリや決済アプリに慣れている人だと不親切に感じるだろう。ここは改善を期待したい。

万博ネットワークテスト 万博に関連するアプリは複数あり、さらにパビリオン個別アプリや来場に使う交通系アプリもある。ミャクミャクリワードプログラムをためるために多くのアプリのインストールや連携作業などを行ったが、操作方法が分かりづらい上に、特典が魅力的な抽選に参加するには複数回の来場やアプリの日常利用が必要とハードルが高かった

 アプリで利用できる万博のために用意された決済やポイントも、デジタルプリペイド型のVisaタッチ決済「ミャクペ!」、独自ポイント「ミャクポ!」、ステータスポイント「ミャクミャクリワードプログラム」、NFT「ミャクーン!」と統一されておらず分かりにくい。なお、これら複数のアプリの利用登録や連携や利用と対象パビリオンの来場を繰り返すと、抽選特典などを利用できる。ただ、万博に1〜2回訪れるだけだと応募条件を満たすのは難しく、これらの作業を行う必要は薄いと感じられた。

 1度や2度訪れるだけなら、必須アプリの利用だけに絞って問題ない。公式かつ最新の運営情報が提供される「EXPO 2025 Visitors」と、会場のナビとして使いやすいNTTの「EXPO2025 Personal Agent」を入れておこう。

 会場でより積極的に活用したいアプリは、NTTの「EXPO2025 Personal Agent」だ。マップやARナビゲーションによる施設案内や、会場内や施設、トイレなどの混雑情報の提供、AIによる周遊プランの提案といった機能を備える。後は、毎回の起動時に表示される映像と、認証とは別のサインイン操作が不要になればいいのだが。

万博ネットワークテスト EXPO2025 Personal Agentでは、NTTの予測技術と施設情報、ドコモネットワークから会場内の混雑状況を表示。席数が多いトイレの混雑情報も確認できる
万博ネットワークテスト ナビゲーション機能はARナビにも対応。会場内は似たような風景の場所が多いのでかなり役立つ

 万博会場内は各社のキャッシュレス決済を利用できる。ただ、海外パビリオンでは各国のスタッフがレジを担当していることが多く、クレジットカードのタッチ決済(英語だとコンタクトレスペイメント)が一番通じやすい。iPhoneのApple PayやAndroidのGoogle Payにクレジットカードを登録し、いつでもタッチ決済を使えるようにしておこう。クレジットカードを持っていない場合は、上述のミャクペ!を登録すると、プリペイド型のタッチ決済として使える。

 最後に通信事業者の関連しているパビリオンだが、東ゲートすぐの位置に「NTTパビリオン」、西ゲート近くにKDDIも協賛する「未来の都市」パビリオンがある。

万博ネットワークテスト 東ゲート入ってすぐの位置にある「NTT パビリオン」。建物自体も来場者の反応を反映して幕を揺らすなどの仕掛けが施されている
万博ネットワークテスト 会場の西端にある、KDDIも協賛する「未来の都市」パビリオン

 NTTパビリオンは通信手段の変遷から、光電融合技術IOWNを用いた空間・触感伝送や、遠隔地のデータセンターに接続する光コンピューティングを用いたパビリオン施設とプログラムを提供している。所要時間は20分と手頃なので、予約・抽選は必要だがぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

万博ネットワークテスト NTTパビリオンでは、Zone2でテクノポップユニット「Perfume」による、吹田万博記念公園(1970年大阪万博の会場)からIOWNでリアルタイム3D伝送を行ったライブパフォーマンスを追体験できる。3D映像や点群データ、床に伝わる振動を体験できた
万博ネットワークテスト 電話・通信に興味がある人なら、NTTパビリオンのZone1でこちらの展示から始まる内容も深く理解できるだろう
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月27日 更新
  1. 3社そろい踏みの「Starlink Direct」 料金で仕掛けるドコモとソフトバンク、先行するKDDIは“サービス”で差別化 (2026年04月25日)
  2. 楽天モバイル、ルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の販売を一時停止 理由は? (2026年04月24日)
  3. スマホの「残価設定」にメス? 総務省がルール統一を検討も、Appleは「不当な扱い」と猛反発 (2026年04月25日)
  4. ダイソーで1100円の「USB充電器(PD20W)」は、きちんと20Wで充電できるのか? (2026年04月26日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. ダイソーの1100円「シースルーイヤフォン」に一目ぼれ “音質と個体差”に目をつむれば「あり」な選択肢 (2026年04月23日)
  7. Xiaomiの前に、中国スマホの“雄”だったMeizu、またしてもピンチ (2026年04月26日)
  8. 1.72型ディスプレイ搭載スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」、高精度の睡眠モニタリングも可能 (2026年04月25日)
  9. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  10. 「Pixel 10a」と「Pixel 10」どちらを選ぶ? 実機比較で分かった「約5万円差の価値」と「明確な違い」 (2026年04月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年