スマートフォンのカメラ性能の中でも、100倍クラスの望遠撮影性能が大幅に向上しています。AI補正によりかなり遠い場所の被写体でも鮮明に撮影が可能となり、中国メーカーだけではなく、Googleの「Pixel 10 Pro」シリーズでも十分実用的な100倍望遠撮影が可能となりました。
しかし、中国メーカーは単体での望遠撮影を強化するだけではなく、「望遠レンズ=テレコンバーターレンズ」を装着することで、さらなる高倍率望遠を可能にしています。最初に出てきた製品は2025年4月に発売されたvivoの「X200 Ultra」。
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記事では紹介できませんでしたが、2.35倍のテレコンバーターレンズを装着することで、最大5400mmの超望遠撮影が可能となります。
このテレコンバーターレンズ、ボディーは金属製で重みがあり、またスマートフォン側には専用のアダプターを装着、アダプターとレンズのマウント部分も金属なので、装着を繰り返しても劣化することはありません。
何よりも「ZEISS」の青いロゴが本格的なレンズであることをアピールしています。レンズ構成などは不明ですが、実際に撮影してみるとしっかりした絵が撮れます。さすがはZEISSの名前をつけたレンズだけのことはあります。
実際の使用シーンとしては常につけておくというよりも、例えば登山中にバードウォッチングをしながら、三脚を立てて野鳥の写真を撮る、といった使い方に向いています。
つまり日常的に使うレンズではないわけです。ニッチな製品とはいえ、望遠鏡や一眼カメラの超高倍率望遠レンズを持ち歩かなくとも、ある程度の望遠撮影ができる点を評価するユーザーは一定数いるでしょう。
vivoは2025年10月発売の「X300 Pro」にも同じレンズを投入しました。今度はカラーリングをシルバーとしてイメージも変えてきました。
なお、黒とシルバーどちらのレンズも性能は同じで、今後は好きな色を選んで本体に装着することができるようになります。前モデルX200シリーズでは最上位のUltraモデルしかレンズ対応していませんでしたが、X300シリーズからは今回のPro、そして2026年に発売予定の「X300 Ultra(仮称)」でテレコンバーターレンズが使えるようになります。
やや“飛び道具”ともいえるこのレンズ、さすがにvivoしかやらないだろうと思っていたら、2025年10月に発表されたOPPOの「Find X9 Pro」にもオプションとして用意されました。
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OPPOはハッセルブラッドと提携していますから、このレンズも当然ハッセルブラッドブランドとして投入。「H」のロゴがレンズとレンズキャップで存在感を示しています。
このように、2社がテレコンバーターレンズを標準アクセサリーとする中で、次に追従したのはHuaweiでした。2025年12月に投入した「Mate 80 Pro」シリーズ用に、サードパーティーのTILTAから「DESIGN FOR HUAWEI」製品として、純正扱いのテレコンバーターレンズが登場したのです。
こちらは3.33倍とのこと。ファーウェイのMateシリーズは中国国内でもユーザーが多く、レンズを付けたユーザーの姿を街中で見る機会が増えるかもしれません。
さてvivo、OPPO、Huaweiと続けば、期待したいのがXiaomiの動きです。XiaomiはLeicaと協業していますし、2025年12月には最新カメラフォン「Xiaomi 17 Ultra」を発売。Leicaの性能を強化した「Xiaomi 17 Ultra by Leica」も発売しました。
テレコンバーターレンズの発表はありませんでしたが、グローバルモデルとして2026年2月末か3月頭に改めて発表される予定なので、その時にはぜひ超望遠撮影できるレンズも発表してほしいものです。
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