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持ち運びできる「マメモ」登場、白黒反転やPCへのデータ転送に対応仕事耕具

» 2011年05月31日 17時48分 公開
[鷹木創,Business Media 誠]
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 キングジムは、液晶画面にタッチペンで手書きメモが書ける「マメモ」に新機種として「マメモ TM2」を6月17日に発売する。価格は7980円。

 新機種のTM2は、従来機(TM1)と同じコンセプト「紙のメモと変わらない操作感覚」、「デジタルならではの機能」は受け継ぎながら、「持ち運びできる」という新しいコンセプトを追加したマメモだ。卓上使用を想定していたTM1とは異なり、約117×74×16ミリ(幅×奥行き×高さ、ペン収納部除く最大最厚部)で、質さ約125g(電池含まず)のコンパクトなボディを採用。カバーには熱可塑性ポリウレタン(TPU)素材を用い、紙のメモ帳のような感覚でカバーをめくれるようになっている。本体色はブラック×ブラック/オレンジ×ホワイトの2パターンを用意した。

 もう少し書きたい時に、画面半分のスクロールが可能で約1.5枚分のメモが書ける「メモスクロール機能」や、部分的に修正できる「消しゴム機能」も搭載。文字の太さは細字、中字、太字の3種類を選択できるようになった。抵抗膜式タッチパネルのSTN液晶は縦320×横239ドットで、メモ入力エリアは3.42インチ(67.37×54.96ミリ)。モノクロ表示で5段階のコントラスト調整が可能で、白黒反転表示もできる。

 本体には99枚分のメモを収納でき、書いたメモをmicroSDカードを経由してPCにBMPファイルとして転送できる「メモエクスポート機能」が利用できる。内蔵カレンダーと連動した「ToDo機能」なども追加した。なお、エクスポートしたデータにはToDo情報は付いていない。単四形アルカリ乾電池1本で駆動し、1日10分間使用の場合(メモの読み50回、書き込み20回、メモエクスポートなし)、約1.5カ月使える(eneloop使用時は約1カ月)。



下方向に半画面分スクロールする

白黒反転も可能だ

 TM2のサイズやコンセプトは、同社の販売するスマートフォンと連動するノート「ショットノート」に似ているが、「液晶画面のコントラストが低いため、TM2ではショットノートのようにスマートフォンで読み取ることができなかった」(キングジム)。今後、コントラストが高い液晶を搭載したモデルではスマートフォンとの連係もあり得るという。

 キングジムによると、従来機のTM1は2010年8月の発売以来、7万台を販売した。ノベルティーとしての引き合いも多かったが、ビジネスパーソンに広く受け入れられたと判断、今回のTM2の発売につながったとしている。

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