「デル・モデルのコピーは難しい」――スティーブ・フェリス副社長に聞くバッテリー問題は影響なし(2/2 ページ)

» 2006年12月04日 00時00分 公開
[田中宏昌,ITmedia]
前のページへ 1|2       

――2007年前半に設立予定のインド工場の位置づけを教えてください。

フェリス副社長 インド市場を見ていくと、インドにおけるデルの出荷台数ベースは直近で93%もの伸びを見せています。これはデルの中で最も高い成長率です。今回の工場建設により、インドのお客様にいち早く製品を届けることができるようになりますし、より細かなニーズにも対応できるようになります。また、財務面での利点も見逃せません。ちなみに、インド工場で製造された製品は、すべてインド国内向けに出荷されます。

――レノボなどのライバルは脅威に感じますか。

フェリス副社長 レノボだけでなく、さまざまなライバルメーカーがデルのダイレクトモデルをコピーしようとしていますが、それは難しいです。BTOによる直販システムは単純に見えるかも知れませんが、デル設立以来の22年間のノウハウが凝縮されており、思ったよりも複雑なのです。業界のかたがたがデル・モデルを研究されるのは、われわれにとって光栄なのですが、そう簡単にはまねができないと考えています。

――最後に、日本市場の印象をお聞かせください。

フェリス副社長 日本市場の特性は、いろいろな意味で規模の大きい、また技術的にも先端を走る企業がたくさんあるということです。技術面では、オープンスタンダードが広まってきているのが、非常にいい傾向と見ています。

 われわれに関しては、プロセス面で向上するにはうってつけのマーケットと言えるでしょう。なぜなら、日本のお客様は要求が非常に高いからです。日本のお客様に満足してもらうためには、いろいろな面でプロセスを向上させなければならず、それらは日本のデルだけでなく世界のデルに役立つからです。

 そういう意味で、今後もデルにおける日本の重要性は変わりはありません。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月05日 更新
  1. Windows 11は8GBメモリでも快適に使えるようになる? 品質向上への取り組みと「26H2」に向けた中間報告 (2026年08月03日)
  2. テプラ、PC接続にも対応したラベルプリンタ「テプラ PRO」新モデル (2026年08月03日)
  3. PC市場の逆風下でMicrosoftが仕掛ける“サプライズ”とは? 2026年後半のSurface新製品を予想する (2026年08月04日)
  4. 新GPU「Radeon RX 9050」が登場するもアキバの反応は静か――2026年8月最新パーツ事情 (2026年08月03日)
  5. 「人主導」から「自律実行」へ――進化する「Microsoft 365 Copilot」の新機能とエージェントAIの現在地 (2026年08月04日)
  6. 10万円台で手に入る、理想の座り心地 電動サポート&ストレッチ機能が魅力のエルゴノミクスチェア「LiberNovo Omni Gen」を試す (2026年08月04日)
  7. AIデータセンターの“真の実力”を左右する「CPU」 その復権の背景にあるものとは? (2026年08月03日)
  8. 「全グレードで2〜3割増し」の衝撃 グラフィックスカードの値上がりラッシュでアキバの購入制限が深刻化 (2026年08月01日)
  9. ノジマの「VAIO Shop in Shop」でカスタマイズVAIOを購入可能に 店頭でデザインや質感を確認しながら購入可能 (2026年08月03日)
  10. リコーPFUコンピューティング、Coreプロセッサの搭載に対応した産業向けATX/microATXマザーボード (2026年08月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー