「Nehalem」が動いたっ!──IDF初日基調講演からIntel Developer Forum 2007(3/3 ページ)

» 2007年09月20日 03時00分 公開
[鈴木淳也,ITmedia]
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モバイルノートはWiMAXを標準装備へ

 45ナノプロセス世代CPUのもう1つのトピックが、モバイル能力の強化だ。世界ではノートPCのシェアが急速に拡大しており、この流れを先行していた日本に追いつく形で、ワールドワイドでもPCシェアの過半数を占めつつある。Intelでは2003年から「Centrino」の名称でモバイルノートPC向けのプラットフォーム戦略を進めており、その中で、ノートPCへの無線LAN(Wi-Fi)搭載を推進してきた。そのおかげもあって、今では無線LAN機能を搭載していないノートPCのほうが珍しい状況にまでなった。無線ネットワークでIntelが次に目指すのがWiMAXのノートPC標準搭載だ。

 Intelでは早期よりWiMAXに対して働きかけを行っており、2007年にはモバイルWiMAXと呼ばれる「IEEE 802.16e」に準拠した通信環境が整備されると訴えていた。実際、北米ではSprintとClearwireという2つの企業が米国土全体をカバーするWiMAX通信網の整備を続けており、つい先日には両者が共同で補完し合いながらカバーエリアを広げていく提携内容を発表している。Sprintは全米第3位の携帯電話キャリアで、もう一方のClearwireはWiMAX専業ベンダーだ。日本でも、KDDIやインテルなどの企業連合がWiMAX事業への参入を表明しており、今後の展開が非常に楽しみになりつつある。

 こうした動きを加速するのがWiMAX通信機能のノートPCへのインプリメンテーションだ。Intelは現行のCentrinoプラットフォームにあたる「Santa Rosa」の次の世代として「Montevina」の投入を計画しており、ここでWi-FiとWiMAX機能を統合したモジュールをMontevinaの構成要素に定めることでノートPCに標準で搭載させるように誘導するつもりだ。Montevinaでは、Blu-rayやHD DVDなどに代表されるHDビデオ再生支援などの機能も計画されているなど、かなりリッチなプラットフォームとなりそうだ。

ノートPCのシェアが過半数を超える状況において、Intel提示する次なる公約は、アイドル時の電力消費効率を10倍に引き上げること
現行のSanta Rosaに続くノートPC向けプラットフォーム「Montevina」では、「WiMAX+Wi-Fi」「HD画質ビデオ再生」などが標準で実装されるべき機能となる
「IA」にWiMAXの機能を包含したハンドヘルドデバイス「Menlow」も2008年前半に登場する

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