LaVieシリーズの最上位モデルとなる「LaVie C」に、CPUの高速化やHDD容量の増加が行われた春モデルが登場した。ラインアップは従来と同様、光学ドライブの違いによる全2モデルとなる。
具体的な強化点は、CPUがCore 2 Duo P8400(2.26GHz/2次キャッシュ3Mバイト)からCore 2 Duo P8600(2.4GHz/2次キャッシュ3Mバイト)に、メモリ容量は2Gバイト(2Gバイト×1/PC2-6400対応)から4Gバイト(2Gバイト×2/PC2-6400対応)に、HDD容量が250Gバイトから320Gバイト(5400rpm)にアップした。光学ドライブは、BDメディアの読み書きに対応したBlu-ray Discドライブを内蔵の上位モデル「LC950/SG」と、前モデルのDVDスーパーマルチドライブからBlu-ray Discの読み出しに対応したBDドライブ内蔵の下位モデル「LC900/SG」となる。
細かいところでは、Bluetooth 2.1+EDRの標準搭載と、タッチパッドのNXパッドがジェスチャー機能と手書きでお助けパッド機能をサポートしている。また、1388×768ドット表示に対応した16型ワイド光沢液晶ディスプレイ(スーパーシャインビューEX2液晶)はそのままに、色再現性をアップさせる「彩りプラス」がダイナミック、シネマ、スタンダードの3モードを装備した。
そのほかのスペックに変更はなく、チップセットはIntel PM45 Express、GPUはGeForce 9600M GS(ローカルグラフィックスメモリは256Mバイト)で、ギガビット対応の有線LANにIEEE802.11a/b/g/n(nはドラフト2.0準拠)といった通信機能、HDMI端子を標準で備える。テレビ機能は従来と同様に内蔵していない。ボディサイズは384(幅)×279(奥行き)×44.2〜47.2(高さ)ミリ、重量は約3.4キロで、バッテリー駆動時間は約1.2時間だ。
OSは32ビット版のWindows Vista Home Premium(SP1)で、オフィススイートとしてOffice Personal 2007(SP1)がプリインストールされる。発売は1月15日の予定で、予想実売価格はLC950/SGが23万円前後、LC900/SGが21万円前後の見込み。
なお、直販の「NEC Direct」では、1920×1080ドットの高解像度(非光沢タイプ)や7200rpmのHDD(容量は250Gバイト)、Core 2 Duo T9800(2.93GHz/2次キャッシュ6Mバイト)/Core 2 Duo P9600(2.66GHz/2次キャッシュ6Mバイト)のCPUが選べたり、2GバイトのIntel Turbo Memoryを追加できたりする「LaVie G タイプC」が購入可能だ。店頭でワンランク上のスペックが選べるプラスセレクションでは、1920×1080ドットの高解像度(非光沢タイプ)液晶の「LC958/SG01」がラインアップされている。
LaVie Cシリーズの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
LaVie C | LC950/SG | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo T8600(2.4GHz) | 4096MB(DDR2) | 320GB | Home Premium(SP1) | 23万円前後 |
LC900/SG | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo T8600(2.4GHz) | 4096MB(DDR2) | 320GB | Home Premium(SP1) | 21万円前後 | |
LaVie Cシリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
LaVie C | LC950/SG | 16型ワイド | 1366×768 | Intel PM45 | BD-R/RE対応Blu-ray Disc | GeForce 9600M GS | − | 約3.4キロ |
LC900/SG | 16型ワイド | 1366×768 | Intel PM45 | BD-ROM | GeForce 9600M GS | − | 約3.4キロ | |
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