クアッドコア、1TバイトHDD、BDドライブ搭載で10万円切りのスリムタワーPC――「HP Pavilion Desktop PC v7860jp/CT」を駆る:Phenom II X4で突き抜けろ(2/3 ページ)

» 2009年05月19日 16時45分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

主要パーツはBTOで柔軟な構成が可能

今回入手した機材に搭載されていたCPUのPhenom II X4 925(2.8GHz/3次キャッシュ6Mバイト)と、8センチ角のファンが装着してあるCPUクーラー、2枚のPC2-6400メモリ

 システムの構成はBTOで柔軟にカスタマイズできる。CPUについては前のページで触れた通りで、メモリはPC2-6400 DIMMに対応し、最大容量は4Gバイトだ。BTOでは2Gバイト(1Gバイト×2)、4Gバイト(1Gバイト×4)、4Gバイト(2Gバイト×2)の3種類の構成が用意されている。HDDはSerial ATAインタフェースの7200rpm製品を採用しており、320Gバイト/640Gバイト/1Tバイトの3種類から選べる。2.5インチ/3.5インチの外付けHDD(USB 2.0接続)を追加することも可能だ。

 グラフィックス機能は、GeForce 9300 GE搭載カード(グラフィックスメモリ256Mバイト)とRadeon HD 4350搭載カード(グラフィックスメモリ512Mバイト)の2種類が用意されており、チップセット内蔵のグラフィックス機能は選択できない。どちらもMPEG-4 AVC/H.264のハードウェアデコードを含むHD動画再生支援機能をサポートしており、Blu-ray DiscなどのHDコンテンツを低いCPU負荷で再生できる。

 また、両者ともにDVI-IとHDMI端子を標準で備え、DVI-IからアナログD-Subへの変換アダプタも付属するが、9300 GEのほうはDVI出力がシングルリンクのため、表示可能な画面解像度は1920×1200ドット(60Hz)が上限となる。

 光学ドライブは、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブと、BD-ROMドライブ、BD-REドライブの3種類から選択できる。いずれもSerial ATAインタフェースを採用し、ディスクのレーベル面にレーザーを使ってイメージをプリントできる「Light Scribe」に対応するのが特徴だ。

 評価機が搭載しているBD-REドライブは、BD-ROMの6倍速読み出し、BD-Rの4倍速書き込み、BD-REの4.8倍速書き換えに加えて、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブとしての機能も持つ。ちなみに、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブとの価格差は、BD-ROMドライブで6300円、BD-REドライブで1万3650円となっている。

 通信機能は、マザーボードオンボードの有線LAN機能を利用するが、対応規格は100BASE-TXにとどまる。BTOではIEEE802.11b/g/n(11nはドラフト)対応の無線LANカード(PCI Express x1)を追加可能だ。サウンドはマザーボード標準のHDオーディオ機能で、アナログ8ch出力、光デジタル音声出力(同軸)に対応している。

Radeon HD 4350搭載のグラフィックスカードは、DVI-IとHDMIの映像出力を備えており、DVI-IからアナログD-Subへ変換するアダプタも付属する(写真=左)。BD-Rの4倍速書き込み、BD-REの4.8倍速書き換えに対応したBD-REドライブを選択できる(写真=中央)。PCI Express x1スロットに装着するIEEE802.11b/g/n(11nはドラフト)対応の無線LANカード(写真=右)

 キーボードとマウスは、PS/2接続タイプとワイヤレスタイプ(5250円)の2種類が用意されている。ワイヤレスタイプの場合、USBポートに小さなレシーバーを装着して使う。また、ワイヤレスリモコンも標準で付属する。そのほか、各種ワイド液晶ディスプレイやダブル地デジチューナーカードも選択できる。

ワイヤレスタイプのワンタッチボタン付きキーボードと光学式マウスは、USBレシーバーを装着して利用する(写真=左/中央)。ワイヤレスリモコンもUSBの受光部をセットして使う仕組みだ(写真=右)

優れた性能をベンチマークテストで証明

 v7860jp/CTのパフォーマンスはどれほどなのか、ベンチマークテストの結果を見てみよう。テストに利用した評価機は、Phenom II X4 925(2.8GHz/3次キャッシュ6Mバイト)、PC2-6400 4Gバイト(2Gバイト×2)、Radeon HD 4350(512Mバイト)、HDD 1Tバイト(Seagate ST31000340AS)、Windows Vista Home Premium(SP1)といった構成である。

評価機のデバイスマネージャ画面(写真=左)。Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア(写真=右)

 まずWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアだが、実に優秀で、CPU、メモリ、HDDで最高スコアの5.9をマークした。PCMark05 1.2.0では、CPUで8401というスコアが出ている。これはCore 2 Quad Q9450(2.66GHz)を搭載した同社の「HP Pavilion Desktop PC m9380jp/CT」に近い数字だ。Phenom II X4の性能は総合的に見て133〜200MHzクロックの低いCore 2 Quadと同等というのが1つの目安としてあるが、この結果もそれに当てはまる。ほかの項目も弱点のないバランスのとれたスコアといえる。

 DirectX 9.0c対応ベンチマークテストである3DMark06 1.2.0のスコアからすると、Radeon HD 4350ではDirectX 9以降に対応した本格的なゲームタイトルをプレイするには少々つらいだろう。一方でFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコアは優秀で、この世代(DirectX 8.1世代)のゲームならば問題なくプレイできそうだ。

左から、PCMark05 1.2.0、3DMark06 1.2.0、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコア

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