MacBook Airは、スペックの底上げとともに大幅に値下げされる。
CPUに2.13GHzのCore 2 Duo、モバイル向けのグラフィックス統合型チップセットGeForce 9400M、2GバイトのDDR3 SDRAM、128GバイトのSSDを搭載する上位モデルの「MB234J/A」で19万8800円、メモリやチップセットの仕様は同じく、1.86GHzのCore 2 Duoと120GバイトHDD搭載の下位モデル「MB233J/A」を16万8800円で発売する。2008年10月に投入されたMacBook Airの発売時に比べ、それぞれ10万円、4万6000円も低価格になった
どちらのモデルも、2GバイトのDDR3 SDRAMメモリ(オンボード/システムバス1066MHz)、1ポートのUSB 2.0、ヘッドフォン出力、Mini DisplayPort出力、内蔵iSightカメラを備える。バックライト付きキーボードやクリックボタン付きのマルチタッチ対応トラックパットも引き継がれぎ、通信機能はAirMac Extreme(IEEE802.11nドラフト準拠)とBluetooth 2.1+EDRを標準で装備する。
何百もの新機能や新たなマルチコアテクノロジをサポートするMac用の新OS「Mac OS X Snow Leopard」を公開。開発者向けに6月8日より配布をはじめ、2009年9月に一般販売する。同時に9月よりMac OS X Leopardユーザー向けアップグレードを29ドル、5ユーザー対応のファミリーパックを49ドルで提供する。
Snow Leopardでは、64ビットテクノロジーの拡張による最大16Tバイトのメモリ対応、マルチコアへのタスク割り当てを最適化するテクノロジーのGrand Central、Microsoft Exchange 2007の標準サポート、OpenCLのサポート、フレームレスデザインとなり動画編集が可能なQuickTime X、JavaScriptを高速化した最新版Safariなどの新機能が予定されている。
また、DockへのExposeの追加やパフォーマンスの向上も図られた。インストール時間は45%高速化され、ディスク容量は6Gバイト以上削減。PDFのプレビューは1.5倍、JPEGのプレビューは2倍速くなるとしている。
このほか、64ビット化した開発者向けプレビュー版も公開した。
2009年2月にβ版を公開したブラウザ「Safari 4」の正式版がリリースされた。Safari 3よりJavaScriptの実行速度を最大4.5倍高速とするJavaScriptエンジン「Nitro」を採用する。
このほか、最新のHTML 5とCSSエフェクトといった、現代のWebスタンダード機能をサポートする。
iPhone OS 3.0を搭載した新iPhone「iPhone 3G S」は、処理速度の向上とともに下り最大7.2MbpsのHSDPAをサポートし、コンパス機能や動画撮影機能を追加。バッテリー駆動時間が向上し、カメラも300万画素のAF付きへスペックアップした。
2009年3月の「iPhone OS 3.0」で公開されたとおり、コピー&ペースト機能やSpotlight検索機能、Tethering(通信の共有)やMMS(一部キャリアでは非対応の予定)といった100以上の新機能に加え、MobileMeとともに動作する端末紛失時の捜索機能なども備えた。iPod touch向けiPhone OS 3.0アップデートも9.95ドルで提供する。
ラインアップは16Gバイトモデル(199USドル)と32Gバイトモデル(299USドル)。アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、イギリスで6月19日、日本はソフトバンクモバイルから6月26日に発売する(このほかの国は7月から8月に発売)。従来のiPhone 3G 8Gバイトモデルは廉価モデルとして、99ドルに値下げされ6月8日に発売する。
日本市場向けiPhone 3G Sは、ソフトバンクモバイルのiPhone for everybodyキャンペーンが適用される。価格は以下のとおり。
キャンペーン適用価格 | キャンペーン非適用価格 | |
---|---|---|
iPhone 3G S 16Gバイト | 480円/月(1万1520円) | 960円/月(2万3040円) |
iPhone 3G S 32Gバイト | 960円/月(2万3040円) | 1440円/月(3万560円) |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.