ノートPCにシフトするShuttleの2010年事業戦略説明会(2/2 ページ)

» 2010年01月13日 12時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

ディスクリートGPUをノートPCで利用可能にする「i-PowerGXT」

 また、Shuttleでは、先行する大手ODMが開発するノートPCと自社開発のノートPCの差別化として、独自技術の実装による付加価値を提案する。その独自技術として提供されるのが、「i-PowerXross」「i-PowerUSB」「i-PowerGXT」だ。

 i-PowerXrossは、オーバークロック設定をシステムが自動で行い、i-PowerUSBはUSBバスパワーを上昇させる機能だ。Shuttleが最も力をいれてアピールするのが、i-PowerGXTで、これは、PC本体とケーブルで接続した外付けユニットに搭載されるグラフィックスカードのGPU性能を利用できるというものだ。ギガバイトのM1305に付属するドッキングステーションにも同じ機能が実装されているが、Shuttleのi-PowerGXTでは、ユーザーが自分でグラフィックスカードを組み込むことも容易にできるようにするという。

 なお、接続するケーブルとインタフェースの規格については「まだ情報がない」(ケーブルについてはHDMIを使う可能性があると述べている)としている。

Shuttleが自社開発ノートPCの付加価値として提供する「i-PowerXross」「i-PowerUSB」「i-PowerGXT」(写真=左)は、オーバークロック機能や、USBバスパワーのアップ、外付けGPUのアドオン機能を提供する。Shuttleでは自社で検証した性能向上のデータを公開している。i-PowerXrossによるオーバークロックの検証結果と(写真=中央)、i-PowerGXTを利用したグラフィックス性能の検証結果(写真=右)

3モデルに集約されるキューブ型ベアボーン

 説明会では、Shuttleのベアボーン事業についても説明があった。従来、Shuttleのキューブ型ベアボーンラインアップでは、幅広いモデルを展開していたが、Shuttleの説明によると、「仮に展開するラインアップが10モデルあったとして、売り上げの8割が2モデルに集中する」という状況だったという。また、コンパクトなボディにShuttleがカスタムしたマザーボードを搭載していたため、ユーザーが最新のチップセットを搭載したプラットフォームに変更したくても、マザーボードのフォームファクタに互換性がないため、すべて買い換えなければならないという問題があった。

 この問題を解決するため、2010年のベアボーンラインアップでは、mini-ITXを採用した3つのモデルにラインアップを集約する。3つのモデルともボディデザインは共通で、チップセットにIntel X58 Express、Intel H55 Express、そして、Intel G41 Expressをそれぞれ搭載したマザーボードを搭載する部分だけが異なる。

Shuttleの代名詞ともいえる「キューブ型ベアボーン」のラインアップは3モデルに集約される(写真=左)。しかも、3モデルともボディは共通で、チップセットが異なる汎用のmini-ITXマザーボードを採用するなど、これまでのShuttleベアボーンとは一線を画する(写真=左)

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  3. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  4. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  5. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  8. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  9. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
  10. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年