NetbookやCULVノートPC、A4ノートPCを軸にした“モバイル”カテゴリに加える機器という位置付けで、3.5型ワイドのタッチパネル付きディスプレイとWindows Mobile 6.5を搭載するスマートフォン「Acer neoTouch F1」の市場投入を検討していることも明らかにした。投入は2010年後半を予定するという。
Acer neoTouch F1は118.6(高さ)×63(幅)×12(厚さ)ミリ、重量約130グラムのボディにWindows Mobile 6.5 Professionalを搭載するスマートフォン。ワイドVGA(800×480ドット)表示に対応する3.8型ワイドの感圧式タッチパネルディスプレイ、5MピクセルのAFカメラ、GPS(A-GPS対応)、3G通信+無線LANなどの機能を実装し、FacebookやYouTube、Flicker、Googleマップなどとの連携機能を備える。なお、他国市場向けとしてはすでに発売済みだ。
日本の携帯電話市場においては、原則として製造メーカーが通信キャリアが望む仕様にカスタマイズして納入し、“通信キャリアに認められた通信キャリアの端末”としてユーザーに販売する──という仕組みのため、国内市場の新規参入は難しいといわれる。もちろん「どこのキャリアか、価格帯は、仕様変更などもあるのか、SIMロックフリーか──などはまったく未定」(同社)としている。
日本エイサーは国内市場向け事業のテーマを「すべての日本ユーザーに高性能な“モバイル”を。誰もが購入を検討できる低い価格帯で──」と述べている。AspireシリーズでノートPC市場の価格破壊を促した同社だけに、PC以外のカテゴリでも何らかの“ユーザーにうれしい”革命を巻き起こすのだろうか。今後の展開に期待したい。
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