「まさかこんなに速いなんて」――SATA 3.0対応SSDがマザー選びの基準を変える!?古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2010年03月08日 11時13分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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オーバークロッカーをわくわくさせる挑発的なマザーボード

ASUSTeK「Maximus III Extreme」

 先週はAMD 890GXマザー以外でも、ASUSTeKとギガバイトの各モデルが注目を集めていた。共通項はオーバークロックだ。

 ASUSTeKから登場したのは、Intel P55 ExpressとnForce 200を組み合わせたATXマザー「Maximus III Extreme」だ。価格は4万2000円弱。同社のゲーマー向けマザー「R.O.G」シリーズにラインアップされる新モデルで、USB 3.0やSATA 3.0、Bluetoothなどをサポートしている。PCI Express x16スロットを5基備えており、4GPU対応のCrossFireXと3-Way SLIの構築も可能だ。

 店員さんの評価が高いマザーボードで、複数のショップで絶賛のコメントを聞いた。T-ZONE.PC DIY SHOPは「初期のR.O.Gシリーズ並みに気合いの入った仕様で、コンデンサ回りなどもすこぶる高品質です。オーバークロックのチューニングに関しても、国内で広く流通しているマザーボードでは随一の細かさで安定感も十分高い。ぜひCore i7-860とセットで遊んでほしいですね。相性的にはGPU内蔵CPUのClarkdaleより、従来からあるLynnfieldのほうがいいと思われます。ただ、そもそもこの価格帯のマザーでGPU内蔵のCore i3/i5を使う人はほとんどいないでしょうから、気にしなくていいのかも」と話していた。

 一方、ギガバイトから登場したのは、Atom D510オンボードのmini-ITXマザー「GA-D510UD」だ。価格は1万円前後で、在庫は潤沢。ツートップ秋葉原本店は「Atomマザーとしては高価な製品ですが、チップセットから伸びた通常のSATA IIポート2基のほかに、RAID 0/1が組める独自のSATA IIポート2基とIDEポート1基を備えています。Atomマザーをファイルサーバに使う場合は、SATAポートの少なさがネックになるという人が多いですが、これなら満足できると思います」と話す。

 しかし、某ショップは別の特徴に注目していた。曰く「旧タイプでもそうでしたが、ギガバイトだけはAtomマザーでもBIOSにオーバークロックメニューを用意しているんです。しかも、Atom D510マザーはファンレスが一般的なのに、GA-D510UDは標準でファンを乗せてきています。これは『オーバークロックしなさいよ』と言っているのと同じでしょう」と笑っていた。

Maximus III Extremeの基板(写真=左)。ギガバイト「GA-D510UD」(写真=中央/右)

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