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» 2010年03月18日 11時00分 公開

もはや……別モノ:こ、こんなに速いの?──“ハイブリSSD”で武装した「LaVie G タイプM」にたまげる (3/3)

[平澤寿康(撮影:矢野渉),ITmedia]
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同じCPUの店頭モデルより、体感速度も高速

 続いてベンチマークテスト(PCMark05、3DMark06、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3、PCMark Vantage)も行おう。ちなみに、LaVie G タイプMは超低電圧版Core 2 Duo SU9400とIntel GS45 Expressチップセットの組み合わせに、4Gバイトのメインメモリ(PC3-6400対応DDR3 SDRAM 2Gバイト×2)、62GバイトSSD+320GバイトHDDの“ハイブリッドSSD”を実装し、32ビット版のWindows 7 Home Premiumをプリインストールした構成。比較対象のLaVie M LM530/WH6Bは、2Gバイトのメインメモリ(PC3-6400対応DDR3 SDRAM 2Gバイト×1)と320GバイトHDD(5400rpm)のみという点以外は、LaVie G タイプMと同じ仕様となる。

ベンチマークテスト LaVie G タイプM Lavie M店頭モデル パフォーマンス比
PCMark05 PC Mark 4248 3130 135.7%
CPU 3706 3666 101.1%
Memory 3677 3592 102.4%
Graphics 1699 1498 113.4%
HDD 17464 5561 314.0%
3DMark06 1024×768ドット 3DMarks 907 787 115.2%
SM2.0 288 249 115.7%
HDR/SM3.0 357 306 116.7%
CPU Score 1277 1274 100.2%
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3 Low 2678 2661 100.6%
High 1823 1743 104.6%
PCMark Vantage PCMarks 3476 2531 137.3%
Memories 2986 1939 154.0%
TV and Movies Suites 2496 2312 108.0%
Gaming Suites 3020 1637 184.5%
Music Suites 5624 3416 164.6%
Communication Suites 2683 2349 114.2%
Productivity Suites 3538 1647 214.8%
HDD Test Suites 19603 3675 533.4%
CrystalDiskMark 2.2 シーケンシャル/リード 180.2Mバイト/秒 67.17Mバイト/秒 268.3%
512Kバイト/リード 156.2Mバイト/秒 29.11Mバイト/秒 536.6%
4Kバイト/リード 8.68Mバイト/秒 0.42Mバイト/秒 2066.7%
シーケンシャル/ライト 46.71Mバイト/秒 66.71Mバイト/秒 70.0%
512Kバイト/ライト 31.93Mバイト/秒 34.17Mバイト/秒 93.4%
4Kバイト/ライト 2.7Mバイト/秒 0.852Mバイト/秒 316.9%
photo  

 まず、ストレージのパフォーマンスが格段に優れているのは前述のとおりだ。このほか、LaVie M LM530/WH6はメインメモリがシングルチャネル動作になっていることもあり、メモリやグラフィックのパフォーマンスにも差生じた。メモリの違いだけでもパフォーマンスにかなりの差が発生することを考えると、ハイブリッドSSD以外にメモリも4Gバイトのデュアルチャネル構成とするのがお勧めと言える。

photo 標準のバッテリパック(M)は14.4ボルト/2900ミリアンペアアワーで、単体重量は245グラム。ACアダプタは約270グラム

 バッテリー駆動時間は、BBench 1.01(海人氏作 IEEE802.11gの無線LAN接続/60秒間隔で10サイトのWeb巡回/10秒間隔でのキーストローク)でチェックしよう。結果は、電源設定「省電力」で約302分(約5時間2分)、電源設定「高パフォーマンス」で約198分(約3時間18分)となった。LaVie Mの標準バッテリパック(M)搭載時における公称バッテリー駆動時間は約4.9時間だが、LaVie G タイプMはSSDをメインストレージに採用し、テスト中はHDDの動作がほとんどなかったためか、公称値をかなり上回る結果になった。モバイルノートPCとしては、体感速度以外にバッテリー駆動時間が延びることも大きなメリットになる。やはりハイブリッドSSDの搭載は大きな意味がある。

 なお、今回はどちらも標準のバッテリパック(M)で統一したが、容量が2倍となるバッテリパック(L)(カタログ公称値は約10.3時間動作)も用意する。より長時間モバイル環境で使用したいと考えるユーザーは大容量のバッテリパック(L)も検討するとよいだろう(バッテリパック(L)搭載時重量は約1.79キロ)。

プラス1万8900円で「ハイブリッドSSD」が選択可能

photo NEC Direct直販モデル「LaVie G タイプM」(ハイブリッドSSDモデル/グロスホワイト)

 LaVie G タイプMは、LaVie Mの優れた部分をそのまま生かしつつ、ハイブリッドSSD仕様とすることで、体感速度が大きく向上する点が最大の魅力だ。価格については、今回の評価機と同じ構成を選択した場合で14万2170円(2010年3月現在)となり、CULVノートPCとしてはやや高価な部類になる(なお、2010年3月25日15時まで有効の「17%offクーポン」を利用することで、11万7915円になる)のだが、標準の320GバイトHDDにプラス1万8900円でハイブリッドSSD仕様にできるオプション価格そのものはなかなかリーズナブルである。ちなみに、500GバイトHDD(7200rpm)+62GバイトSSDのハイブリッドSSD仕様に変更してもプラス2万3100円だ。

 2010年3月現在、6万円前後から購入できる機種もある他社CULVノートPCと比べると、絶対的な価格は残念ながらかなわない。しかし、上質かつ軽量なボディや高品質な液晶ディスプレイとともに、NECの手厚いサポートが受けられるという点は他社製CULVノートPCにはない大きな魅力である。そして、SSDによる“超快適”な速度を体感したときの満足度は非常に高い。おそらく、もうHDDには戻れない体になってしまうに違いない。



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