SSD+HDD/HDD/SSD搭載の新型「LaVie Light」3モデルを徹底的にテストしたSSD+HDDの効果は!?(1/2 ページ)

» 2009年07月03日 16時16分 公開
[田中宏昌(撮影:矢野渉),ITmedia]

新型と旧モデルでベンチマークテストを実施

上位モデルは3色のカラバリを用意する

 NECの新型Netbook「LaVie Light」は、大手国内PCベンダーらしく全10モデルの豊富なラインアップを擁する。詳細は下の関連記事に譲るが、ここではSSD+HDDのハイブリッド仕様で大容量バッテリーを備えた最上モデル「BL350」シリーズと、HDDと3セルの標準バッテリーを採用した「BL310」「BL300」シリーズ、そして春モデルと同じボディにSSDを搭載したエントリーモデル「BL100/TA」に加え、従来の春モデルでベンチマークテストを行った。

 ベンチマークプログラムを使ったテストのほか、OSの起動時間をはじめスタンバイや休止状態への移行/復帰時間なども計測しているので、製品選びの参考にしてほしい。なお、新型LaVie Lightは一部試作機での評価となったため、実際の製品とは異なる可能性がある。

最上位のBL350シリーズ
ミドルレンジのBL310/BL300シリーズ
エントリーのBL100/TAは前モデルのボディを引き継ぐ


新型LaVie Light全モデルのスペックをチェック

 各モデルの主なスペックを下にまとめたが、夏モデルで登場した上位3モデルは新設計のボディを採用し、画面解像度や内部スペックも強化されている。それに対し、エントリーモデルとなるBL100/TAは従来機のボディや液晶ディスプレイはそのままに、ストレージをHDDからSSDに変更し、価格を引き下げた。なお、ミドルレンジのBL310とBL300の違いは、前者が「Office Personal 2007 2年間ライセンス版」をプリインストールしている点だけだ。

新型LaVie Lightの主なスペック
モデル BL350 BL310 BL300 BL100/TA
カラバリ パールブラック/パールレッド/フラットホワイト フラットホワイト
CPU Atom N280(1.66GHz) Atom N270(1.6GHz)
チップセット Intel 945GSE Express
メモリ 1GB PC2-4200(1GB DIMM×1)
ストレージ SSD 16GB+HDD 160GB HDD 160GB SSD 16GB
グラフィックス Intel GMA 950(チップセット内蔵)
ディスプレイ 10.1型ワイド光沢
解像度 1024×600ドット 1024×576ドット
有線LAN 100BASE-TX/10BASE-T対応
無線LAN IEEE802.11b/g/n IEEE802.11b/g
Bluetooth Bluetooth 2.1+EDR
バッテリー 6セル 3セル
バッテリー駆動時間 約7.4時間 約4.2時間 約3.2時間
ボディサイズ W285×D205.5×H27.5〜36.9ミリ W285×D183.5×H27.5〜29.8ミリ W250×D176.5×H31.3〜36.5ミリ
重量 約1.32キロ 約1.14キロ 約1.07キロ
オフィススイート Office 2007(2年間ライセンス版)
プリインストールOS Windows XP Home Edition(SP3)
実売価格 7万円前後 6万円前後 5万円前後

 それでは、ユーティリティを使って各モデルを見ていこう。まずは16GバイトのSSD(MLC)と160GバイトのHDDを搭載した最上位のBL350シリーズだ。

CPU-Z 1.51(画面=左と中央)とGPU-Z 0.3.4の画面(写真=右)。CPUはAtom N280(1.66GHz)だ

BL350シリーズのデバイスマネージャ画面

Intel Graphics Media Accelerator Driver for mobileの画面。ドライバのバージョンは新型/旧型LaVie Lightで共通だ(6.14.10.4906)

 こちらは160GバイトのHDDを搭載したミドルレンジのBL310とBL300シリーズの画面。

CPU-Z 1.51(画面=左と中央)とGPU-Z 0.3.4の画面(写真=右)

BL310/BL300シリーズのデバイスマネージャ画面

 16GバイトのSSD(MLC)だけを内蔵したエントリーモデルのBL100/TAの画面。

CPU-Z 1.51(画面=左と中央)とGPU-Z 0.3.4の画面(写真=右)。CPUはAtom N270(1.6GHz)にダウンする

BL100/TAのデバイスマネージャ画面

 最後は、従来の春モデルであるBL100/Sシリーズの画面だ。上のBL100/TAと比較してSSDが160GバイトのHDDになっている。

CPU-Z 1.51(画面=左と中央)とGPU-Z 0.3.4の画面(写真=右)

BL100/Sシリーズのデバイスマネージャ画面

 次のページでは、各モデルのパフォーマンスやバッテリーの駆動時間を細かく見ていく。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月21日 更新
  1. 「こりゃ買えないわ」の声――ついに30万円突破の128GB DDR5メモリも (2025年12月20日)
  2. 3COINSで1万6500円の「10.1インチ タブレット」を試す 雑に扱える手軽さで、子供や大人の2台目に検討の価値アリ (2025年12月20日)
  3. Thunderboltがあればメイン環境を持ち歩ける? 「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」と外付けGPUユニットを試してみた (2025年12月19日)
  4. 香港と深センのPC向けメモリ/ストレージ価格はどうなっている? 日本の状況と比べてみた (2025年12月19日)
  5. ナカバヤシ、小型トラックボールを内蔵した薄型ワイヤレスキーボード (2025年12月19日)
  6. PC版「ホグワーツ・レガシー」の無料配布が間もなく終了 累計販売4000万本突破、“ハリポタ”舞台のオープンワールド・アクションRPG (2025年12月18日)
  7. Steamで2025年最後の安売り「ウインターセール」開催中! 恒例の「Steamアワード」も投票開始 (2025年12月19日)
  8. 電源内蔵で配線がスッキリする「エレコム スイッチングハブ EHC-G08MN4A-HJB」が17%オフの4980円に (2025年12月18日)
  9. スマートホーム“ガチ勢”向け「SwitchBot AIハブ」を試す 映像内の“出来事”をトリガーに家電操作できるAIカメラ実現 (2025年12月15日)
  10. メモリは64GBキットを断念する空気感――128GBは何と20万円前後に (2025年12月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー