Let'snote F9の2010年夏モデルは、同時に登場したほかのLet'snote新モデルと同じく、ボディやシステムの構成は春モデルとほぼ共通する。店頭モデルで採用するCPUは、グラフィックスコア「Intel HD Graphics」を統合したCore i5-520M(動作クロック2.4GHz)で、Intel Turbo Boost Technology(TBT)によって最大2.93GHzまで動作クロックがアップする。
春モデルと共通のボディサイズは326(幅)×251(奥行き)×25.5〜48.5(厚さ)ミリ、重さは約1.62キロとわずかに重くなった。これは、夏モデルでHDDとメインメモリが強化されたためで、HDD容量が従来の250Gバイトから320Gバイトに増えたほか、メインメモリの容量も従来の2Gバイトから4Gバイトに増えている。なお、バッテリー駆動時間が春モデルで約9時間だったのが、夏モデルは約8.5時間となった。
搭載する液晶ディスプレイのサイズは 14.1型ワイド、解像度は1440×900ドットだ。本体に用意されたインタフェースは、USB 2.0×3(すべて右側面)、アナログRGB出力、有線LAN(1000BASE-T対応)、PCカードスロット(TYPEII準拠)、SDメモリーカードスロットを備える。無線接続では、IEEE802.11a/b/g/nとモバイルWiMAXに対応するインテルのCentrino Advanced-N+WiMAX 6250を搭載する。
マイレッツ倶楽部限定モデルには、CPUをCore i5-540M(動作クロック2.53GHz、TBT有効時で3.06GHz)に強化したハイスペックモデルが用意される。モバイルWiMAX内蔵モデルとWWAN内蔵モデルが選べるが(両方搭載する「無線接続全対応」構成はない)、ほかのLet'snoteシリーズのマイレッツ倶楽部モデルで選べるSSD搭載構成や7200rpmのHDD搭載構成はない。
カラーバリエーションでは、本体カラーはシルバーフェザーのみだが、カラー天板で6色から選択可能だ(ただし、夏モデルで追加された新色はなし)。
Let'snote 店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
F9 | CF-F9 | 2スピンドル | 新CPU | Core i5-520M(2.4GHz) | 4096MB(DDR3) | 320GB | 32ビット版(64ビット版)7 Professional | 20万円前後 |
Let'snote 店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | オフィス | 重量 |
F9 | CF-F9 | 14.1型 | 1440×900 | Intel QM57 Express | DVDスーパードライブ | CPU統合 | ─ | 約1.62キロ |
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