第1回 ポチッとな──を誘う、「VAIO Z」魅惑のオプション価格VAIO Z ロードテスト(2/2 ページ)

» 2010年05月13日 17時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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「おいで、おいで」と誘う、魅惑のオプション設定が怖い

photo ソニースタイル「VAIO Z」VAIOオーナーメードモデルカスタマイズ項目の一部

 ともあれ、VAIO ZのVAIOオーナーメードモデルは、このPCのスペックに惚れ、では好みの構成にするといくらなのか調べてみようかな──程度の軽い気持ちで挑んでも、「え? この構成にしてもこの価格か。ならばアレも、これも」と、“ポチッとな”へ誘う、魅惑のオプション設定がかなり怖い。

 何せ、最小構成例価格で14万9800円から。そして、多くの人が“できるならアップグレードしたい”と考える基本性能に関わるカスタマイズオプションの価格設定が、なぜだかかなり安価だからだ。例えば、

  • 液晶ディスプレイ:1600×900ドット→フルHD(1920×1080ドット)がプラス5000円
  • メインメモリ:4Gバイト(2Gバイト×2)→8Gバイト(4Gバイト×2)がプラス2万円
  • ストレージ:320GバイトHDD(光学ドライブなし)→128GバイトデュアルSSD(64Gバイト×2)/DVDスーパーマルチドライブがプラス3万4500円(個人的には光学ドライブは不要だが、SSD+光学ドライブなしとするカスタマイズメニューはない)
  • CPU:Core i5-520M→Core i7-620Mがプラス1万円(発売当時のキャンペーン適用時。2010年5月13日現在、Core i7-620Mは“入荷未定”で選択できない。一方、Core i5は、2010年5月21日15時まで“プロセッサーキャンペーン”を実施)

 などがある。

 13.1型ワイドのフルHD液晶ディスプレイは同クラスの他社ノートPCに採用例がない(2010年4月現在)ので比較しにくいが、プラス5000円程度なら“ぜひ”となろうし、メモリやSSD、CPUのオプション価格もしかりだ。

 ちなみに、VAIO Zに搭載するPC3-8500対応のDDR3 SO-DIMMは、4Gバイトモジュール“1つ”でノーブランドの最安値で1万5000円前後、ブランドものであれば2万5000円ほどする(2010年4月末現在/ITmedia Shoppingで価格を調べる)し、(VAIO Zに搭載するものと同じ仕様の)SSDやCPUについては、あとでアキバなどでパーツを単体購入して俺カスタマイズする──のはほぼできないと思ってよいだろう。

 逆に、Webカメラやノイズキャンセリングイヤフォン機能、FeliCaポートやワイヤレスWAN(FOMA HIGH-SPEEDモジュールやモバイルWiMAXの追加)、カラーリング(天板やボディカラー)、キーボードの種類(かな表記なし、バックライト付き、英語配列)など、細かいオプションも取捨選択できるので、“フル装備/スーパー最強”構成はもちろん、不要なものは省き、できるだけ安価に仕上げるニーズにも対応する。あぁぁ、それにしてもCore i7+512GバイトのクアッドSSD+Blu-ray Discドライブ構成(プラス17万5000円)の最強仕様を購入できる人がうらやましい。

 なお、比較対象とするBTO対応の別メーカー製ノートPCがあれば、例えばメモリ8Gバイトやモバイル向けCore i7+外付けGPU、128GバイトSSD仕様などにしたカスタマイズ価格も調べてみてほしい。わたしは「そりゃそうだろうな。トホホ……」となってしまった。

 ……ともあれVAIO Z/VAIOオーナーメードモデルのカスタマイズメニューは、場合によって、いろいろな意味で怖い……のである。

(続く)

photophoto 左から、ハイスペックな構成の直販モデル「VPCZ11AFJ」、店頭販売向けの標準仕様モデル「VPCZ119FJ/S」

Sony Style(ソニースタイル)
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