“豪華すぎる”モバイルノート「VAIO Z」を徹底検証する(前編):向かうところ敵なし!?(1/5 ページ)

» 2010年02月17日 13時15分 公開

ソニーが誇るハイエンドモバイル「VAIO Z」の進化を追う

フルモデルチェンジを果たした「VAIO Z」

 ひとくちにモバイルノートPCといっても方向性はさまざまだが、ソニーのハイエンドモバイルノートPC「VAIO Z」は、1キロ台前半の軽量ボディに可能な限りハイパフォーマンスを凝縮することで、“持ち歩けるメインマシン”を目指しているのが特徴だ。

 2010年2月16日に発表された新機種は、2008年夏に初代VAIO Zが登場して以来、初めてフルモデルチェンジを行い、ボディをイチから設計し直すとともに、各部のパーツを最新仕様にアップグレードしている。

 今回は3月6日の発売を前に、ハイスペックな構成のソニースタイル直販VAIOオーナーメードモデル「VPCZ11AFJ」と店頭販売向け標準仕様モデル「VPCZ119FJ/S」の試作機を入手したので、従来の標準仕様モデル「VGN-Z73FB」と比較しながら、その実力をじっくりチェックしていきたい。

 なお、今回使用したのは製品版に近い試作機で、実際の製品とは異なる可能性がある点は、あらかじめお断りしておく。

ハイスペックな構成の直販モデル「VPCZ11AFJ」
店頭販売向けの標準仕様モデル「VPCZ119FJ/S」
従来の標準仕様モデル「VGN-Z73FB」


数値以上にスリムでフラットになったボディ

 まずは新設計となるボディから見ていこう。13.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載した本体のサイズは314(幅)×210(奥行き)×23.8〜32.7(高さ)ミリ、重量は店頭モデルで約1.36キロ、直販モデルで約1.35〜1.62キロだ。今回入手した機材の重量は、直販モデルのVPCZ11AFJが1.457キロ、店頭モデルのVPCZ119FJ/Sが1.349キロだった。いずれもビジネスバッグなどに入れて十分携帯できるサイズにまとまっている。

 もちろん、13型クラスの画面サイズを確保したモバイルノートPCとしては、よりスリムな製品も見られるが、VAIO Zは後述するハイスペックを詰め込んでこの薄さと軽さを実現しているのだから驚きだ。

 前モデルの本体サイズは314(幅)×210(奥行き)×24.5〜33(高さ)ミリ、重量は店頭モデルで約1.48キロ、直販モデルで約1.39〜1.6キロだったため、新モデルはフットプリントを変えず、厚さを0.3〜0.7ミリ削って、重量を店頭モデルで約0.12キロ、直販モデルの最軽量構成で約0.04キロ減らしたことになる。数値で見るとごくわずかな差だが、実際にはバッテリー部を除く本体が5ミリほど薄型化しており、実物を見ても、従来よりスリムでフラットになった印象を受ける。

 ちなみに、直販モデルの最も重い構成では0.02キロ増になっているが、これはLバッテリーを装着したハイスペックな構成の値だ。新型VAIO Zではより高性能・高機能なパーツを採用していることを考えると、通常の構成で少しでも薄型化と軽量化が進み、一番重い構成でも重量がほぼ維持できているのは見事といえる。

左が前モデルのVGN-Z73FB、右が新モデルのVPCZ11AFJ。天面から見た外観に大きな変更はなく、フットプリントは同じだ

底面の見た目もあまり変わらないが、新モデルでは設計の変更に伴い、アルミ製トップカバーに底面から固定するネジを増やし、剛性を出している

側面から見比べると、数値の差はわずかだが、新モデルのほうが全体に薄く仕上がっているのが分かる

液晶ディスプレイを開いた様子。天面側の薄さはほぼ同じだ

 なお、バッテリー駆動時間は、付属の標準バッテリー(6セル/10.8ボルト 5200mAh 57ワットアワー)で最長約7.5時間、別売のLバッテリー(9セル/10.8ボルト 7800mAh 85ワットアワー)で最長約11時間をうたう。モバイルノートPCとして十分なバッテリーライフだが、前モデルに比べて標準で約1.5時間、Lバッテリーで約2.5時間短くなっている。バッテリー駆動時間のテストは後編で行う予定だ。

 ACアダプタに変更はない。突起部を含まないサイズは49.5(幅)×121.5(奥行き)×30.2(高さ)ミリ、ケーブル込みの重量が実測で約337グラムと、モバイルノートPCとしては少し大きめだ。直販モデルでは、35(幅)×170(奥行き)×39(高さ)ミリのスティック型ACアダプタも選択できる。

棒状のリチウムイオンバッテリーは背面にセットする。ACアダプタはやや大きめだ
オプションで9セルのLバッテリーも用意されている。Lバッテリーのカラーはブラック1色だ
Lバッテリーを装着すると、重量が約145グラム重くなり、後方が2センチほど盛り上がる


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