第3回 なぜ、VAIO Zに「USB 3.0」ないの?:VAIO Z ロードテスト(1/3 ページ)

» 2010年06月10日 11時15分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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「USB 3.0対応」だったらもっとよかったのに

photo ソニーの「VAIO Z」

 ソニーの「VAIO Z(VPCZ1)」(以下、VAIO Z)は、2010年6月現在のモバイルノートPCで「スペック最強クラス」の1つだ。2010年夏モデルも発表されたが、仕様に大きな変化はなかったので、春モデルユーザーは(なんとなく)ほっとひと安心していたりする(ただ、ワイヤレスWANとモバイルWiMAXが同時に搭載できるようになったこと、“リモートキーボード with PlayStation3”が標準添付する──のはうらやましい)。

 とはいえ、“全部入り”ではない。VAIO Zを望むユーザーの多くがたぶん気になる、あるいはデスクトップPCにはすでに実装済みとする人も多いであろう「USB 3.0」や「eSATA」といった高速なデータ転送に対応する新世代の外部ストレージ用インタフェースがない。


photo VAIO Zを、“なんちゃってUSB 3.0搭載”仕様にしてみた

 それなら、このうちの1つ「USB 3.0」を増設してしまおう。どうせなら──とCPUやメモリ容量、フルHD液晶ディスプレイ、SSDなどの構成カスタマイズとともにVAIO Z本体を購入したなら「さらにどうせなら」と金銭感覚がかなりマヒするので、増設(とUSB 3.0対応HDD)は、本体をポチってからできれば1カ月以内に実施することを勧めたい。

 さて、VAIO ZはExpressCard/34スロットを1つ搭載するので、ExpressCard/34対応のUSB 3.0インタフェース増設カードを導入できる。今回はいくつか存在するExpressCard/34対応のUSB 3.0インタフェース増設カードのうち、どれがVAIO Zにマッチするかを検証する。

 用意したのは以下の4製品だ。

 ツライチUSB3.0とGM3000EXは、ExpressCardスロットから“はみ出ない”仕様のモデル、USB3-EXCとPCMICA-E-USB3.0は、スロットからややはみ出るが2つのUSB 3.0ポートを増設できるモデルだ。本体に差しっぱなしにして“半内蔵化状態”で運用するならツライチUSB3.0とGM3000EX。対してUSB3-EXCとUNITEK PCMICA-E-USB3.0は本体から端子がかなりはみ出るので、PC本体ではなく、自宅や会社にあるUSB 3.0対応外付けHDDに差しっぱなしにして利用する感じになる。

photophoto 左から、エアリア「ツライチUSB3.0」、フォトファースト「GM3000EX」、上海問屋「UNITEK PCMICA-E-USB3.0」、アイ・オー・データ機器「USB3-EXC」

 ちなみに、ツライチUSB3.0以外は補助電源も利用できる。GM3000EXは、ほかのUSB 2.0ポートに接続して補助電源を得る仕様の二股のUSBケーブルが同梱され、UNITEK PCMICA-E-USB3.0とUSB3-EXCはACアダプタを接続するDC入力端子が備わっている。

 補助電源については、電源を内蔵する仕様の据え置き型外付けHDDで使うなら必要ないが、バスパワー駆動のデバイスで使う場合は電力不足で認識しない機器もあったので、少し注意したい(今回は、ツライチUSB3.0以外でUSB 2.0接続の比較用ポータブルHDDが動作しなかった。逆に、ツライチUSB3.0はなぜかバスパワー動作で使えた)。

 アイ・オー・データ機器によると、USB3-EXCは2ポート合計で300mAを越えて使用する場合は別売りオプションのACアダプタ「USB-ACADP3」が必要──としている。SB-ACADP3を用いると、各ポートで最大900mAを供給できるようになる。

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