ハイエンドクラスがある程度潤沢になっているのはCPUも同じだ。CPU売り場にCore i7-980XやPhenom II X6といった6コアCPUを複数台ストックしているショップが多く、「久々に2個以上のCore i7-980Xを見ました。もうある程度安定して入手できるようになっていると思うので、落ち着いてハイエンドマシンが組めるでしょう」(T-ZONE.PC DIY SHOP)という状況になりつつある。
そのCPU売り場で先週末最もヒットしたのが、インテルのデュアルコアCPU「Core i5-680」だ。価格は3万円弱から3万1000円前後で、在庫は少数。販売がスタートした土曜日から日曜日の間に売り切るショップが多数みられた。Core i5-680は標準クロック3.6GHzのCPUで、Turbo Boost機能が有効になっていると最大3.86GHzまでクロックアップする。TDPは73ワットで、L3キャッシュは4Mバイト。ハイパースレッディングにも対応している。
フェイス秋葉原本店は「グラフィックス内蔵のCore i5シリーズで最強のモデルとなります。ただ、動作クロックだけでいえば、Core iシリーズのなかでも一番なんですよね。4GHzに近いモデルとあって、ハイエンド志向の人にも注目されています」という。
なお、従来までグラフィックス内蔵CPUで最上位となっていた「Core i5-670」はi5-680と入れ替えで終息するといったウワサもある。ツートップ秋葉原本店は「下位モデルの価格改定の話も聞いていないですし、普通にi5-670と入れ替えになるとみられています。i5-670は2万5000円前後だったので、長い目でみるとi5-680もそれくらいの価格に落ち着く可能性はありますね。現状では少し高価すぎるかなと思いましたが、結構な人気があって驚いています」と話していた。
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