6月12日と13日、ベルサール秋葉原の1階で自作PCイベント「2010 AKIBA PC-DIY EXPO 夏の陣」が開かれた。主催であるユニットコム系列のツートップやフェイスのほかに、24のメーカーやショップが参加し、最新の自作PCパーツが並んだ。直前まで開かれていたCOMPUTEX TAIPEI 2010で話題を集めたアイテムも多数並んでおり、連日大勢のユーザーが立ち寄る姿がみられた。
PCパーツの最新テクノロジーを紹介する従来どおりの展示機やセッションに加え、今回は、女性向けの自作PC組み立て教室「女子自作パソコン部」や人気声優によるトークセッション、天板に萌え系イラストをあしらったノートPCの展示など、新たな客層をターゲットにした取り組みが目立っていたのも特徴だ。
会場スタッフの一人は「いまのパソコン市場は立体視が注目されていたり、WiMAXなどの普及で屋外での利用もより便利になってきているなど、見方によっては追い風が吹いているといえます。そういうときこそ自作PCも『分かる人には分かる』世界ではなく、広くアピールしていかないといけません。このイベントをきっかけに『ちょっと自作してみようかな』と考える人が少しでも出てくれたらうれしいですね」と意気込みを語った。
マイクロソフトも、新たな層に向けた展示品を積極的に出していた。目玉のひとつは、スワロフスキーガラスで装飾した窓辺ななみのデコPCだ。同社スタッフは「色々な方向からパソコンの世界に入っていただいて、深く楽しんでもらえたらと思っています。今回のイベントでも自作未経験の来場者がけっこう多くて嬉しいですね」と語る。その他にも、6月17日から販売されるOffice 2010の体験コーナーや、Windowsタッチが利用できる動画編集ソフト「LoiLoTouch」コーナーも設けていた。
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