KDDIのストアを利用できる電子ブックリーダー「biblio Leaf SP02」

» 2010年10月18日 11時41分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo Foxconn製の電子書籍端末「biblio Leaf SP02」。ボディカラーはホワイト1色

 KDDIが、電子書籍専用端末「biblio Leaf SP02」を12月下旬以降に投入する。メーカーはFoxconn。

 biblio Leaf SP02は、KDDIが提供予定の電子書籍ストアから購入したコンテンツを閲覧できる端末。通信機能は3G(EV-DO Rev.A)とWi-Fi(IEEE802.11b/n/g)に対応している。端末の利用には3G契約が必須となり、Wi-Fiのみのモデルは用意されない。ブラウザやメーラーは備えていないが、電卓やメモ帳などのツールアプリがプリセットされている。

 閲覧できる電子書籍のフォーマットはXMDFで、EPUBやPDFについては「検討中」(KDDI)。2Gバイトの内蔵メモリを備え、外部メモリは最大2GバイトのmicroSDを利用できる。約2000冊の書籍が保存可能になる予定だ。ディスプレイのサイズは6インチで、米E-Inkの電子ペーパーを採用している。

 ディスプレイ下部に備えた5つの物理キーから本の選択やページめくりなどの操作が可能。本体に装着可能な専用のスタイラス(同梱)を使えばタッチ操作もできるが、市販のスタイラスでは操作できない。キーの下には、太陽光から充電ができる(蛍光灯は不可)ソーラーパネルを備えており、1回の充電で約25冊(7500ページ相当)の読書が可能になる。

 なお、商品名に“biblio”を冠しているが、EZweb経由でダウンロードした電子書籍(EZブック)は再生できず、東芝製端末の「biblio」に保存した電子書籍コンテンツとの互換性はない。

 biblio Leaf SP02向けの料金プランやKDDIの電子書籍ストアの詳細については、後日発表される予定。また、biblio Leaf SP02は10月19日からKDDIデザイニングスタジオで展示される。

photophotophoto 裏面はシンプルなデザイン。カバーは取り外し可能(写真=左)。ボディ下部に5つのキーとソーラーパネルを搭載(写真=中)。片手だとやや手に余る(写真=右)
photophoto ホワイトのカバーが同梱される
「biblio Leaf SP02」の主な仕様
機種名 biblio Leaf SP02
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約130(幅)×198(高さ)×9.6(厚さ)ミリ(暫定値)
重さ 約295.8グラム(暫定値)
通信方式 EV-DO Rev.A(CDMA 1X WIN)
無線LAN IEEE802.11b/n/g
連続閲覧 7500ページ(暫定値)
カメラ
外部メモリ microSD(別売/最大2Gバイト)
メインディスプレイ 約6.0インチSVGA(600×800ピクセル)E-Ink電子ペーパー(16階調)
サブディスプレイ
本体メモリ 2Gバイト
外部メモリ microSD
ボディカラー ホワイト

新機種はいつ発売?と思ったら→「携帯データBOX」
  • 各キャリアの「新機種発売日情報」
  • 未発表の端末情報をお届けする「JATE通過情報」
  • 新機種の売れ筋が分かる「携帯販売ランキング」

携帯データBOXそのほか、各端末情報が一望できる“機種別記事一覧”が新登場〜いますぐパワーアップした携帯データBOXをチェック!
携帯データBOXは、ITmediaモバイルトップページのメニューバー右側からもアクセスできます。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月11日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  3. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  4. Minisforum、Intel N100を搭載したスティック型ミニPC「Minisforum S100」の国内販売を開始 (2024年05月10日)
  5. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. ASRock、容量約2Lの小型ボディーを採用したSocket AM5対応ミニベアボーンPCキット (2024年05月10日)
  8. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  9. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  10. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー