マザーボードはP67/H67マザーが好調に売れているが、先週登場したモデルではASUSTeKのP67マザー「P8P67-M」が話題を集めていた。P67マザーとしては貴重なmicro ATXサイズのマザーで、PCI Express x16スロット2基(うち1基はx4動作)やDDR3メモリスロット4基を備えている。USB 3.0にも対応し、IEEE1394ポートも備える仕様だ。価格は1万4000円。
フェイス秋葉原本店は「高性能ながら拡張性をある程度しぼった割安さから人気がありますね。micro ATXマザーはH67搭載モデルに多いのですが、逆にH67マザーはATXモデルに人気が集まっているという不思議な状況となっています」と近々のトレンドを伝える。
冷却アイテムで注目を集めたのは、サイズから登場した組み立て済みの水冷キット「APSALUS 90」だ。9センチファンの取り付け穴に対応するラジエーターを備えており、CPUヘッドとともに本体をケース内部に組み込める。対応ソケットはLGA1366/1156/1155/775とSocket AM3/AM2で、価格は8000円弱となる。
TSUKUMO eX.は「9センチファンの穴に取り付けられる水冷キットは意外と少ないので、ニーズは確実にあると思います。価格も安いですが、製造元はコルセア水冷を作ったASETEKなので、信頼性は十分でしょう」と話していた。
そのほか、サイズからは3.5インチベイ用のカードリーダー「鎌リーダーJr」や、奥行きが123ミリと短いATX電源「剛力短2プラグイン」の700ワットと600ワット、500ワットモデルなども登場していた。価格は順に1000円弱と1万円弱、9000円弱、8000円弱だ。剛力短2プラグインについてTSUKUMO eX.は「2008年4月に登場した元祖モデルは、周囲のメーカーが80 PLUSを取得している中で無印状態だったため、あまり注目されませんでした。しかし今回は80 PLUS BRONZEを取得しているので、小型ケースを使っている人を中心に広まってくれるかなと思います」と語った。
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