ECSの「A75F-A」も拡張スロットにPCI対応を3基用意して、旧式システムからの移行に対応する。ただし、PCI Express x16対応スロットを2基搭載してマルチGPU環境の構築に対応したり、バックパネルにCMOSクリアボタンを用意したりと、自作PCユーザーを意識している仕様もある。
製品資料によると、HypertransPort 3.0に対応して転送レートは5.2GT/s、メモリクロックは定格で1600MHz、オーバークロックで1866MHz、または、2133MHzに対応する。また、4基のUSB 3.0と5基のSerial ATA 6Gbpsが利用できる。
「A75F-M2」は、micro ATXフォームファクタ対応のマザーボードで、メモリスロットは2基、PCI Express x16対応スロットが1基、映像出力インタフェースはアナログRGBとDVIと、やや控えめの仕様だ。
ECSはmicro ATXフォームファクタ準拠のA75マザーボードとして「A75F-M」も展示していた。こちらは、メモリスロット4基と拡張している。利用できるUSB 3.0は3基、Serial ATA 6Gbpsは6基だ。映像出力インタフェースはアナログRGBとDVI、HDMIを備える。
Jetwayの「JHA16」は、micro ATXフォームファクタ準拠のマザーボードで、メモリスロットは4基、PCI Express x16対応スロットは1基、PCIスロットも2基と拡張性に富む。映像出力インタフェースもアナログRGBとDVI、HDMIを備える。
ユニークなのはオンボードでMini PCI Expressスロットを実装することだ。GIGABYTEがIntel Z68 Express搭載マザーボード「GA-Z68XP-UD3-iSSD」でも同様のスロットをそなえて、Intel Smart Response Technologyでキャッシュとして使うSSDの搭載を想定しているが、JHA16については、スタッフが「気が付いたら載っていた。何に使うかは聞いていない」ということで、その機能と挙動は現時点で不明だ。
TOPSTAR「F-HD3 Extreme」は、製品説明に「Llano(AMD Huddon D3)」と掲げていた展示サンプルの1枚だ。WEiBUの「WB-A75+PWR」も、AMDのブースに展示されていながら、「Llano」対応を堂々とアピールしていたマザーボードの1枚だ。ATXフォームファクタ準拠で、メモリスロットは4基、PCI Express x16対応スロットは2基、バックパネルには映像出力インタフェースとしてアナログRGBとDVI、HDMIを備える。
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