電源ユニットは、サイズの低容量な4モデルが目立っていた。小型マシン向けのSFX規格に準拠した「Ichi Power SFX」シリーズからは、定格300ワットと230ワットタイプが登場。ATX規格の「Ichi Power」シリーズからは400ワットと250ワットタイプがデビューしている。価格は純に3000円弱と2500円弱、2500円弱、2000円弱だ。
4モデルとも、グラフィックスカード用の補助電源はなく、CPUなどに使う+12V電源は4ピンとなる。ただし、メイン電源は24ピンに対応し、SATA電源ケーブルも3基(〜SFXシリーズは2基)用意するなど、現行のマシン構成に十分対応する構成だ。
PC DIY SHOP FreeTは「最近は600ワット以上の電源が主流になっていますが、チップやCPU内蔵のグラフィックを使う構成なら、400ワット以下の低容量でも余裕で起動できる場合が多いんですよね。もちろん古めのマシンでも使いやすいでしょうし、サイズくらいの大手が扱ってくれるなら供給も安定するから、ヒットしないまでも歓迎する声は多いと思いますよ」と話していた。
低消費電力志向のニーズも安定している様子で、パソコンショップ・アークは「最近はゲームや動画編集をするマシンをすみ分ければ、ネットやメールチェック中心に消費電力の低いマシンを組むといった役割分担も簡単にできるようになりました。プラットフォームの選択肢もAtomやION、Fusion、さらにはSandy Bridgeなど、色々とありますから。その流れもあってACアダプタで起動する構成を考えている人も増えていると思います」と話していた。
このほか、先週はTSUKUMO eX.に100ワットのACアダプタキット「ENTINY NT-ZENODC100」も入荷していた。価格は6680円。「ACアダプタにすれば、消費電力だけでなく騒音や発熱も押さえられますから、試していたいという人はいるでしょう。ただ、このキットを使うなら、TDP 65ワット以下のCPUが必須です」(同店)。
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