そのほかのジャンルで人気を集めていたのは、コルセアの水冷キット「CWCH100」だ。現在出回っている同社の組み立て済み水冷キットの最上位にあたる製品で、12センチファンを2基並べた大型ラジエーターを採用しているのが特徴。価格は1万5000円弱となる。対応CPUはLGA 1366/1156/1155/775とSokcet FM1/AM3(+)/AM2。
ツートップ秋葉原本店は「CPUブロック自体は小型なので、内部のエアフローを効率化しつつ、冷却性が高められます。ラジエーターの反対側にもファンが取り付けられるなど、拡張性も備えていますね。水冷キットがわりとメジャー化している背景もあり、ハイエンド志向のユーザーを中心に売れると思います」と話していた。
マザーボード売り場では、少しずつAMD A75チップセットを搭載したSocket FM1マザーが増えている。目立っていたのは、Sapphire製の「PURE PLATINUM A75」だ。価格は1万2000円前後。ATXサイズのA75マザーで、PCI Express x16とx4、mini PCI Expree x1をそれぞれ1基備え、PCI Express x1とPCIスロットを2基ずつ用意している。
パソコンショップ・アークは「標準的なA75マザーの機能に加えて、Bluetoothアダプタを標準で用意しているのが特徴です。Sapphireの知名度もそこそこありますから、周辺機器との連携を考えている人に注目されるかなと思います」と話していた。
最後は、アクセサリー類で注目を集めていた、DeLOCKの「61776」を紹介しよう。Power eSATAとUSB 3.0を変換するアダプタで、価格は3000円弱。パソコンハウス東映は「高速ながらもあまり使える環境がないPower eSATAと、そこそこ速くて普及中のUSB 3.0が、状況に応じて使い分けられるツールです。メジャーではないにしろ、欲しい人は確実にいると思います。DeLOCKはそういう需要をカバーするアイテムで人気を高めていますね。ブランド全体を注目しています」と語る。
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