先週日曜日、インテルからSandy Bridge世代のエントリーCPUが9種類投入された。3GHz動作の4コアモデル「Core i5-2320」を筆頭に、3モデルのCore i3と2種類のPentium G、3種類のCeleronなどが加わり、価格はCore i5-2320が1万6000円前後で、最下位の「Celeron G440」は3000円前後となっている。在庫は潤沢だ。
ソフマップ秋葉原本館は「5000円以下で買えるSandy Bridgeがいくつか登場したのは、選択肢として面白いですね。最近は1万円以下のZ68マザーも登場していますし、H61マザーならさらに安いです。エントリー構成でサブマシンを組みやすくなったのは確かでしょう」と評価する。モデル単位でみると、TDP 35ワットのCelelon G440とCore i3-2120Tをヒット候補に挙げていた。
なお、「1万円以下のZ68マザー」としては、先週新たにASRockのmicro ATXモデル「Z68M/USB3」が加わっている。価格は1万円弱。USB 3.0に対応するほか、PCI Express x16スロット1基やx1スロット2基、PCIスロット1基などを備える。TSUKUMO eX.は「最近はSandy Bridge用のハイエンドという意識もなく、普通にZ68マザーを買われる方も多いですね。1万円以下でクロック倍率の変更やSSDキャッシュなどが使えることを考えると、かなりお得だと思いますよ」と話していた。
そのほか、インテル純正のSandy Bridgeマザーにも話題作が登場している。サーバ/ワークステーション向けチップの「C206」を採用したmini-ITXの「S1200KP」で、価格は1万5000円弱。LGA1155タイプのXeon E3シリーズが使えるほか、Core i3も利用可能だ。Core i3を載せれば、オンボードのDVI出力も利用できる。
PC DIY SHOP FreeTは「DDR3メモリはECCタイプでなくても使えるので、サーバ向けながらコンシューマ向けパーツであらかたそろえられるのも魅力です。CPUだけXeonを使うといった構成もいけますよ」と語っていた。
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