“2Wayスタイル”の薄型軽量Windowsタブレット──「LaVie Touch」2011年PC秋冬モデル

» 2011年09月12日 11時00分 公開
[ITmedia]

新シリーズの「Windowsタブレット」、タッチ&デスクの2スタイルで使用可能

photo LaVie Touch(LT550/FS)

 手軽に携帯でき、タッチ操作で扱えるタブレットデバイスが普及しつつある中、NECもユーザーの新たな利用シーンを提案するWindowsタブレットを投入する。それが「LaVie Touch」シリーズだ。

 LaVie Touchは、10.1型ワイド(1280×800ドット)のタッチパネル付き液晶ディスプレイを搭載するWindows 7搭載タブレット。厚さ約15.8ミリ、重量約729グラムの薄型軽量ボディ、広視野角で見やすいノングレアのIPS液晶パネル、そして専用マルチステーション(クレードル)+ワイヤレスキーボード&マウスで机上では普通のPCと同じように使える「2Way可変スタイル」を特徴とする。

 ラインアップは「LT550/FS」の1モデルで、想定実売価格は10万円前後。2011年10月6日に発売する。

 主な仕様はHyper-Threading Technology対応のAtom Z670(1.5GHz)+Intel SM35 Expressチップセットの組み合わせに、2Gバイトのメインメモリ(DDR2 PC2-6400)、64GバイトのSSD、10.1型ワイドのタッチパネル付き液晶ディスプレイ(1280×800ドット)、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、USB 2.0×2、HDMI出力、SDHC対応SDメモリーカードスロット、有効130万画素のWebカメラ、約10時間動作のバッテリーなど。付属するマルチステーションにDVDスーパーマルチドライブ、USB 2.0×2が備わる。OSは32ビット版のWindows 7 Home Premum(SP1)を採用する。

 キーボードは2.4GHz帯無線を用いるワイヤレス仕様で、JIS配列85キー(テンキーレス)のアイソレーションタイプ。同じ小型レシーバーで動作するワイヤレスマウスも付属する。マルチステーションには本体を立てて設置できる機構が備わる。


photophoto 表面に指紋の付着や周囲の映り込みを抑えるノングレア処理を施した広視野角のIPS液晶パネルを採用。傾きセンサー(あるいはボタン操作)で縦向き表示にも切り替わる(写真=左)。専用のマルチステーションで机上では普通のPCと同じスタイルでも利用できる。ワイヤレスキーボードとマウスも付属する(写真=右)

 タッチ操作用にWindowsタブレットデバイス向けに特化して開発されたランチャーアプリケーション「ExTouch」を採用し、よく使う機能を手軽な操作で呼び出せるよう工夫した。文字入力はWindows 7標準のソフトウェアキーボードのほか、フリック入力も行えるケータイ風ソフトウェアキーボード機能も実装する。

 アプリケーションは、手書き操作が快適に行えるようタッチ対応Officeリボンを独自に用意した「Office Home and Business 2010」、手書き入力やSNS連携、モーション検知撮影機能などを搭載する「YouCam for NEC」、ドットブック/XMDF/EPUBと国内電子書籍フォーマットを広くサポートする電子書籍リーダー「Book Live Reader」などをプリインストールする。


LaVie Touch店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD/SSD OS 実売価格
LaVie Touch LT550/FS タブレット 新ラインアップ Atom Z670 (1.5GHz) 2GB (DDR2) 64GB SSD 32ビット版 7 Home Premium (SP1) 10万円前後
LaVie Touch店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
LaVie Touch LT550/FS 10.1型ワイド 1280×800 Intel SM35 DVDスーパーマルチ (外付けクレードル) CPU統合 Office Home and Business 2010 約729グラム

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