グラフィックカードの新製品で話題を集めていたのは、GALAXYの「GF MDT QUAD GRAPHICS DVI4」だ。GeForce 210を搭載した、ファンレス仕様の1段占有カードで、価格は1万1000円前後となる。DDR2メモリを1Gバイト搭載しており、映像出力を分岐するコントローラーチップにより、最大4系統のDVI出力に対応しているのが特徴だ。
外観と機能がよく似たモデルは、8月中旬に玄人志向から「GF-QUAD-DISP/4DVI」が1万3000円前後で登場している。クレバリー1号店は「GALAXY製のほうが気持ち安いですが、ハードの面ではほとんど同じだと思います。とにかく多くの画面を使いたい人向けですね。サブのグラフィックスカードに使えば、ゲームや動画再生は強いGPUにつないだディスプレイを使って、メーラーやブラウザなどはGF MDT QUAD GRAPHICS DVI4の画面にするといったスタイルも可能ですし、便利に思える人は意外と多いんじゃないかと思いますね」と評価していた。
CPUクーラー売り場では、サイズの大型CPUクーラー「BIG SHURIKEN 2(大手裏剣2)」が注目されていた。トップに固定した12センチファンをあわせて高さが58ミリとなる比較的スリムなCPUクーラーで、前モデル「BIG SHURIKEN」と比べてヒートパイプが増えている。しかし、冷却性能以上に、取り付け方法の改良に対する評価が高いという。
フェイス秋葉原本店は「前モデルは専用のクリップで固定するという特殊なスタイルを採っていましたが、今モデルからは一般的なバックプレート式になっています。バックプレート式だと、PCケースによっては付け替え時にマザーボードを外さないといけないといった面倒がありますが、装着の難易度が下がりますし、アタッチメントの物理的な干渉も最小限になるんですよね。前モデルのように、メモリやコンデンサと干渉したり、固定に何十分も使ったりという、無駄な苦労から解放されます」と語る。価格は4000円弱だ。
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