通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、そして無線WANを標準搭載する。無線WANはNTTドコモのFOMA回線による3G通信に対応しており、利用にはSIMカードの装着が必要となる。
内蔵カメラは前面が有効画素数30万画素、背面が有効画素数511万画素(“Exmor for mobile”CMOSセンサー搭載)だ。内蔵センサー類は、3軸加速度センサー、ジャイロセンサー、デジタルコンパス、照度センサーを網羅。利用するアプリによっては、本体の向きに応じて、画面の表示方向が縦と横で自動的に切り替わる(表示向きを固定する設定も可能)。
コンパクトボディなので、本体搭載のインタフェース類は絞られており、右側面にUSB 2.0 Micro-Bコネクタ(クライアントのみ対応)とマイク、左側面にモノラルスピーカー、前面にヘッドフォン出力(マイク入力と共用)を内蔵する。通常のUSB Type Aコネクタへの変換ケーブルは付属せず、PCと接続する場合は別途ケーブルが必要だ。

左側面の奥にはモノラルスピーカーを内蔵している(写真=左)。右側面には電源ボタン、ACアダプタ接続用のDC入力、カバーが付いたUSB 2.0 Micro-Bコネクタ、マイク、音量調整ボタンが並ぶ(写真=右)Sony Tablet Pの場合、microSDメモリーカードはデータ用のメインストレージとして使われることから、バッテリーを外さないとカードスロットにアクセスできない構造になっており、通常のタブレットの側面に設けられたカードリーダーのように手軽に着脱してデータコピーを行うといった運用はできないので注意したい。
なお、Sony Tablet Sと異なり、赤外線通信ポートを内蔵しないため、AV機器の赤外線リモコン機能は非対応だ。欲をいえば、小型軽量なSony Tablet Pこそリモコン機能が欲しかった気もする。
次回は2画面液晶やソフトウェアキーボードの使い勝手をチェックする。
→・孤高のAndroidタブレット:“2画面”タッチパネルの使い勝手は?――「Sony Tablet P」徹底検証(中編)
汎用性と独自性のはざまで:“2画面”アプリは実用に足るか?――「Sony Tablet P」徹底検証(後編)
孤高のAndroidタブレット:“2画面”タッチパネルの使い勝手は?――「Sony Tablet P」徹底検証(中編)
完全分解×開発秘話:常識破りの2画面タブレット「Sony Tablet P」を丸裸にする
“P”発売同時にアップデート:ソニーが「Sony Tablet」向けサービスを拡充――電子書籍/地図情報/Skypeアプリ
ドコモ、「Sony Tablet S」「Sony Tablet P」を10月28日に発売
発売記念・特大レビュー:ソニーらしさはAndroidタブレットでも健在か?――「Sony Tablet S」徹底検証
ドコモ、「Sony Tablet S」「Sony Tablet P」を10月28日に発売
まずはカタチから入る:“Sony Tablet”をiPad 2やほかのAndroidタブレットと見比べてみた
ほう、そういうこともできますか:ソニーだからできる多彩な機能を動画でチェック──“Sony Tablet”体験会
“普通の人”にはスペックだけでは足りない:“ソニーらしい4つの特徴”でみんなのTabletに──「Sony Tablet」製品発表会
写真で解説する「Sony Tablet S」「Sony Tablet P」(外観編)
S1は「S」シリーズ、S2は「P」シリーズに:ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売
これからの時代を象徴する製品:Sony Tabletは“ヒーロー”でなければならない
写真と動画で見る「Sony Tablet」
Tegra 2+Android 3.0+α:これがソニー流――Android 3.0を搭載した“Sony Tablet”がついに登場Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.