NVIDIAブースで、Tegra 4の4K再生とSHIELDの姿をチェックする2013 International CES

» 2013年01月10日 19時41分 公開
[長浜和也,ITmedia]

見た目には両手に余りそうな「Project SHIELD」サンプル1号

 2013 CESの開幕前にNVIDIAが行った説明会で、同社 CEOのジェンスン・ファン氏は、Tegra 4の特徴として、世代がContex-A9からCortex-A15ベースに新しくなったことよりも、内蔵するコアが12から75と増えて性能がほぼ2倍となったグラフィックス機能を特に訴求していた。

 NVIDIAの展示ブースでも、Tegra 4を搭載するタブレットデバイスのリファレンスサンプルが動作デモを行っていて、4Kクラスの動画コンテンツを大画面液晶ディスプレイに再生できることを示している。

NVIDIAの展示ブースで動作している「Tegra 4」搭載のリファレンスサンプルは、10.1型液晶ディスプレイを搭載するスレートタイプのタブレットデバイスだ(写真=左)。4Kクラスの動画コンテンツを再生できるというTegra 4の性能を訴求するため、リファレンスサンプルでは「After Earth」のUltra HD画質トレーラーを大画面液晶テレビに出力していた。俳優の肌の質感に画質の高さをうかがうことができる(写真=右)

 NVIDIAは、グラフィックス性能が向上したTegra 4を搭載するハードウェアを提案する試みとして、自分たちでデバイスを開発する「Project SHIELD」を立ち上げている。説明会ではその具体的な例として、ゲームコントローラに似た形状のAndroidデバイスを示したが、その実機も展示ブースで見ることができた。ただし、展示しているサンプル機はケースに収納しているため、来場者が実際に触れることはできない。

 説明会では「HDMIからの出力で4Kコンテンツを再生できる」と述べていたように、背面に搭載するインタフェースとして、Micro HDMIを用意するほか、Micro USB、Micro SDカードスロット、そして、ヘッドセット端子を備えている。マルチタッチに対応する5型液晶ディスプレイを搭載して解像度は1280×720ドットに対応し、バッテリー駆動時間は動画の連続再生で約10時間、3Dを多用するゲームの連続動作で約5時間というスタッフの説明は、説明会におけるファン氏のコメントと一致する。

 NVIDIAは、このProject SHIELDサンプルのサイズや重さを明らかにしていないが、展示ブースのサンプル実機を見る限り、身長172センチの男性の手には、やや余りそうな大きさに思える。両手の親指でカーソルキーやボタン、そして、スティックが無理なく操作できるのかといった考察はできないが、少なくとも、片手で本体を持ちながらタッチパネルを内蔵するディスプレイを操作するのは難しそうだ。

Project SHIELDによる最初のサンプルを透明のアクリルケースに収納して展示していた。左右両側のグリップは見た目にも“たっぷり”という言葉で表現したくなるボリュームを感じる

説明スタッフによると、デバイス中央にある“NVIDIA”ボタンは、「スペシャルなファンクションになる」という。具体的には、Tegrazoneにアクセスするホットキーや、PCに接続したときにリモート操作を有効にするキーといった機能を想定している(写真=左)。背面には、Micro HDMI、Micro USB、Micro SDカードスロット、そして、ヘッドセット端子を備える(写真=右)

 このほか、展示ブースではKepler世代のGPUを利用した仮想化技術「GeForce GRID」の実機デモも行っていた。設置したGeForce GRIDで同時に複数のユーザー分のゲームタイトルを起動して、それぞれのフレームレートが30fpsに達する性能を示していたほか、ゲームセンターを模したカウンターで、ユーザーがGeForce GRIDに収録した複数のゲームタイトルからプレイするタイトルを選択して起動して実際にゲームを行う活用例を紹介していた。

NVIDIAのブースに設置した「GeForce GRID」

デモでは、GeForce GRIDにアクセスした24ユーザーが同時にストリートファイターIVを走らせた場合でも、それぞれの動作が30fps前後に達している実用性を示していた

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