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富士通は2月1日、「FMV」および「ARROWS Tab」ブランドの2013年PC春モデルを発表した。2月7日より順次発売する。
ラインアップは、15.6型ワイドのA4主力ノートPC「LIFEBOOK AH」、ハイエンドモバイルPC「LIFEBOOK SH」、Ultrabook「LIFEBOOK UH」、テレビチューナー内蔵液晶一体型PC「ESPRIMO FH」(21.5型の下位モデル)、20型ワイドの液晶一体型PC「ESPRIMO EH」、10.1型Androidタブレット「ARROWS Tab Wi-Fi」(FAR70B)という構成だ。その多くは基本スペックを強化したマイナーチェンジモデルだが、最新オフィススイートであるOffice Home and Business 2013の採用や、防水・防じん仕様の10.1型フルHD液晶搭載Androidタブレットが新たに登場しているのが目を引く。
なお、女性向けデザインで話題を集めたUltrabook「Floral Kiss」や、タブレット/ノートの使い勝手を両立する「STYLISTIC QH」、セパレート型デスクトップPC「FMV ESPRIMO DH」、およびESPRIMO FHやLIFEBOOK AHの最上位機種も同様に、2012年秋冬モデルの継続販売となる。
FMVの2013年春モデルは、その多くがCPUグレードの変更といった基本スペックの強化にとどまるが、ラインアップが最も多い15.6型ワイドノートPC「LIFEBOOK AH」は、上位2モデルでタッチパネル液晶を採用したほか、ESPRIMO FH56/KDにワイヤレスタッチパッドを標準で付属(従来はカスタムメイドモデルのBTOオプションのみ)するなど、Windows 8環境への最適化をすすめているのが印象深い。
また、ESPRIMO FHは、スマートフォンに録画番組をワイヤレス転送する機能(アップデート対応予定)や、最速1.5秒でテレビ視聴が可能になる「クイックテレビ」に対応するなど、テレビ視聴・録画機能を強化。エントリー向けの液晶一体型PC「ESPRIMO EH」は新デザインに刷新された。
なお、今回最大の目玉となる防水仕様の10.1型Androidタブレット「ARROWS Tab Wi-Fi FAR70B」は、従来機種から薄型化と軽量化をはたしたうえで、フルHDの高解像度をサポートし、バッテリー容量も大容量化したのがトピックだ。なお、すでに販売されているWindows 8搭載10.1型タブレットのOffice非搭載モデルとして「QH55/J」も投入される。
このほか、独自のクラウドサービス「My Cloud」を強化したのもポイント。ホームネットワーク上のストレージと、クラウドストレージサービス「My Cloud ライブラリー」をシームレスに利用することで、大容量かつ災害時などでも安心のデータ管理が行える。ホームネットワーク上のPC内に保存した写真や動画コンテンツを家のどこでも楽しめるほか、外出先からいつでもスマートフォンで閲覧できるのがウリだ。
My Cloudの起点となる「My Cloud スタート」は、各種コンテンツが本だなに一覧表示されるような分かりやすいユーザーインタフェースを採用しており、家の外にある「My Coud ライブラリー」のデータと、家の中(PC内)にあるデータを簡単に移動できる。このほか、ホームネットワーク上にある複数のPCで録画した番組を横断的に自動で整理してくれる機能も備えた。
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