最後に、画面表示範囲の違いを見よう。
今回はサンプルとして、横幅1024ドットを基準にデザインしているITmedia PC USERのPC向けサイトを使用し、縦位置/横位置で標準ブラウザでの見え方・表示範囲を並べる。こちらはディスプレイの解像度に依存する部分が大きいので結果はある程度予想できるものだが、その見え方とともに書体デザインのイメージも一緒にチェックしてもらえれば幸いだ。
縦位置で特に広範囲に表示されたのは「edenTAB」、「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」、「Kindle Fire HD 7」など1280×800ドット表示対応のモデル、そして1024×600ドット表示だが「IdeaTab A2107A」などだった。
一方、横位置ではいずれもサイトの横幅を基準に全画面表示する──ウインドウ表示できるPCとは異なるスマートデバイスならではの仕組みのため、相対的に縦位置時より大きく表示され、それに応じて上下の表示範囲が狭くなる。横位置はどのモデルも正直あまり変わらないのだが、あえて優劣を付けるとするとアスペクト比4:3の、他モデルより画面が正方形に近い「iPad mini」、および「Kindle Fire HD 7」「MEDIAS TAB UL N-08D」「edenTAB WiFi」か。いずれもバナー広告の下にある1つ目の記事までがスクロールなしで表示できている。
もっとも、他モデルもスライド操作で上下スクロールしながら手軽に読み進められるので、使い勝手の面でさほど差はなかったりする。Webサイト表示においては、全体的に表示範囲が広く、表示は相対的に細かくなるもののピンチアウト操作(2本の指で広げるジェスチャー操作)で自在に拡大表示することもできる縦位置がやはり使いやすい。
(続く)
次回以降、ベンチマークテストの値、バッテリー動作時間などの項目について比較していく予定です。
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が投入する7型タブレット「Enjoy 71」評価機も入手したので、ここで簡易チェックする。
ディスプレイは解像度1024×600ドットのIPS液晶を採用する。
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