NVIDIAは11月7日、10月に存在を明かしていた新たなハイエンドGPU「GeForce GTX 780 Ti」の詳細なスペックを公開した。北米での価格は699米ドル。
28ナノメートルプロセスルールを採用する「Kepler」アーキテクチャの製品で、GeForce GTX TITANやGeForce GTX 780と同じく、構成トランジスタで71億個を数える「GK110」コアを採用したハイエンドモデル。GeForce GTX 780と比較して、SM(Streaming Multiprocessors)は12から15へ、CUDAコアは2304基から2880基へ、テクスチャユニットは192基から240基へ大きく強化されている。いずれもGeFroce GTX TITANを上回るスペックだ。
リファレンスデザインはベースクロックが875MHz、Boostクロックが928MHz(GPU Boost 2.0をサポート)。メモリ接続バス幅はTITANや780と同じだが、メモリ帯域幅を336Gバイト/秒に引き上げている。なお、メモリ容量は780と同じ3Gバイト(GDDR5)でTITANからは半減する。映像出力はDisplayPort、HDMI、2基のデュアルリンクDVI。外部補助電源8ピン+6ピンでTDPは250ワット。推奨電源は600ワットだ。
なお、同GPUを搭載したPalit製グラフィックスカードは、アキバのPCパーツショップ「ドスパラ」で深夜販売が行われた。
AMDのハイエンドGPU「Radeon R9 290X」との比較を含む詳細なレビューは、TITANを超える2880コア!「GeForce GTX 780 Ti」が頂上決戦を制すを参照してほしい。
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