本体サイズは132.8(幅)×224.3(高さ)×8.8(厚さ)ミリ、重量は約430グラムとなる。
131.6(幅)×215.6(高さ)×8.35(厚さ)ミリ/約350グラムのMiix 2 8、およびエイサー「Iconia W4」の約134.9(幅)×218.9(奥行き)×9.75〜10.75(高さ)ミリ/重量約415グラム、デル「Venue 8 Pro」の216(幅)×130(高さ)×8.9(厚さ)ミリ/重量約395グラムと比べると、値としては若干重い感じか。
ただ、厚さ8.8ミリともっとも薄いMiix 2.8に次ぐ薄型のボディで、幅も手にした感覚もほぼ同等。立ったまま使用するシーンにも違和感なく使用できるはずだ。
8型Windows 8.1タブレットの主なスペック比較 | ||||||
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製品名 | ThinkPad 8 | VivoTab Note 8 | Iconia W4-820 | dynabook Tab VT484 |
Venue 8 Pro | Miix 2 8 |
メーカー | レノボ・ジャパン | ASUS | 日本エイサー | 東芝 | デル | レノボ・ジャパン |
OS | 32ビット版 Windows 8.1 Pro | 32ビット版 Windows 8.1 | 32ビット版 Windows 8.1 | 32ビット版 Windows 8.1 |
32ビット版 Windows 8.1 | 32ビット版 Windows 8.1 |
幅(縦位置) | 132.8ミリ | 133.8ミリ | 134.9ミリ | 135.9ミリ | 130ミリ | 131.6ミリ |
高さ(縦位置) | 224.3ミリ | 220ミリ | 218.9ミリ | 213ミリ | 216ミリ | 215.6ミリ |
厚さ(縦位置) | 8.8ミリ | 10.95ミリ | 9.75〜10.75ミリ | 10.7ミリ | 8.9ミリ | 8.35ミリ |
重量 | 約430グラム | 約380グラム | 約415グラム | 約445グラム | 約395グラム | 約350グラム |
画面サイズ (アスペクト比) | 8.3型ワイド (16:10) | 8型ワイド (16:10) | 8型ワイド (16:10) | 8型ワイド (16:10) | 8型ワイド (16:10) | 8型ワイド (16:10) |
タッチパネル | 静電容量式 | 静電容量式 | 静電容量式 | 静電容量式 | 静電容量式 | 静電容量式 |
ペン入力 | ─ | 筆圧対応スタイラス | − | − | 筆圧対応スタイラス(+2980円) | − |
ディスプレイ解像度 (ppi) | 1920×1200ドット (約272ppi) | 1280×800ドット (約188ppi) | 1280×800ドット (約188ppi) | 1280×800ドット (約188ppi) | 1280×800ドット (約188ppi) | 1280×800ドット (約188ppi) |
CPU(コア/スレッド) | Atom Z3770 (4/4) | Atom Z3740 (4/4) | Atom Z3740 (4/4) | Atom Z3740 (4/4) | Atom Z3740D (4/4) | Atom Z3740 (4/4) |
CPU動作周波数 | 1.46GHz / 最大2.39GHz | 1.33GHz / 最大1.86GHz | 1.33GHz / 最大1.86GHz | 1.33GHz / 最大1.86GHz | 1.33GHz / 最大1.86GHz | 1.33GHz / 最大1.86GHz |
メモリ | 2Gバイト(LPDDR3) | 2Gバイト(LPDDR3) | 2Gバイト(LPDDR3) | 2Gバイト(LPDDR3) | 2Gバイト(DDR3L-RS) | 2Gバイト(LPDDR3) |
ストレージ | 128Gバイト/64Gバイト | 64Gバイト | 64Gバイト | VT484/22K ・ VT484/23K : 32Gバイト、VT484/26K : 64Gバイト |
64Gバイト | 64Gバイト |
無線LAN | 802.11a/b/g/n | 802.11a/b/g/n | 802.11a/b/g/n | 802.11a/b/g/n | 802.11a/b/g/n | 802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 |
GPS | ─ | 搭載 | − | 搭載 | − | 搭載 |
インカメラ | 200万画素 | 126万画素 | 200万画素 | 200万画素 | 120万画素 | 200万画素 |
アウトカメラ | 800万画素 | 500万画素 | 500万画素 | 800万画素 | 500万画素 | 500万画素 |
USB | Micro USB 3.0 | Micro USB 2.0 | Micro USB 2.0 | Micro USB 2.0 | Micro USB 2.0 | Micro USB 2.0 |
HDMI出力 | Micro HDMI | ─ | Micro HDMI | Micro HDMI | − | − |
メモリカードスロット | microSDスロット | microSDスロット | microSDスロット | microSDスロット | microSDスロット | microSDスロット |
SIMカードスロット | −(海外市場モデルにはLTEモデルあり) | − | − | − | 3G/HSPA+対応Micro SIMスロット(+7854円) | − |
バッテリー動作時間 | 約8時間 | 約11.8時間 | 約10時間 (Web閲覧)、 約8時間 (動画再生) | 約11時間 | 約8時間 | 約10時間 |
カラーバリエーション | ブラック | ブラック | ガンメタル | ライトゴールド | ブラック、レッド選択可 | シルバー |
Office 2013 | ─ (オプション) | Home and Business | W4-820/FP: Personal 、W4-820/FH: Home and Business | VT484/22K: Personal、VT484/23K・ VT484/26K: Home and Business | Personal、Home and Business選択可 | 59404411: Personal、59399891: Home and Business |
実売価格 | 20BN001RJP: 6万9000円前後 、20BN002DJP: 5万9000円前後 、最小構成例:5万5000円前後 (8.1 + Office H&B) | 4万9800円 | W4-820/FP: 4万3000円前後、 W4-820/FH: 4万8000円前後 | VT484/22K: 5万円台前半、 VT484/23K: 6万円前後、VT484/26K: 6万円台半ば | Personal搭載: 3万9980円、Home and Business搭載: 4万1980円 | 59404411: 4万2800円前後、59399891: 4万7800円前後 |
発売日 | 2014年 1月31日 | 2014年 1月24日 (一部量販店限定販売) | 2013年12月 中旬 | 2013年 11月22日 から順次 | 2013年 12月31日 | 2013年 12月6日 |
ThinkPadシリーズは、多様なビジネスシーンに対応すべく純正オプション/周辺機器を豊富に用意するのも特徴。ThinkPad 8用にも独自の工夫を取り入れた「クイックショットカバー」のほか、ノングレア表面の保護フィルム、4方向プライバシーフィルター、ハードシェルタイプの「ThinkPad 8プロテクター」(2014年春投入予定)、本体と外付け液晶ディスプレイを接続するMicro HDMI→HDMIアダプタ(2014年春投入予定)、Micro HDMI→VGAアダプタ(2014年春投入予定)を用意する。
また、Bluetooth接続型のトラックポイント付きキーボード「ThinkPad Bluetoothワイヤレス・トラックポイント・キーボード」およびスタンド付きの「ThinkPad Tablet 2 Bluetoothキーボード」も正式対応とし、純正アクセサリとして販売する。
普段レビュー記事で実施するベンチマークテストは後日行うとさせていただき、今回は簡易版としてWindowsエクスペリエンスインデックスの値とストレージ速度の結果のみを実施する。
Windows エクスペリエンスインデックスの結果は、やはり上位のAtom Z3780を搭載するThinkPad 8のスコアが上だ。プロセッサスコアはMiix .8の6.3に対し、ThinkPad 8は6.8とかなりの差があった。
CrystalDiskMarkによるストレージ性能は、シーケンシャルリードで122.4Mバイト/秒、512kバイトランダムリード116.8Mバイト/秒と、シーケンシャルリードで80M〜90Mバイト/秒ほどにとどまったMiix 2.8の64Gバイトストレージより若干高速なようだ。評価機は128GバイトのSanDisk「SEM128」を実装していた。実際の実際のWebサイト表示やWebサービスの利用を中心とした“ビュワー”用途において、気になるのもたつきはなく、至って普通にWindowsマシンとして使えるはずだ。
※Windows 8.1の電源プランは「バランス」
※電源プラン「バランス」+輝度40%固定+無線LAN接続+Bluetoothオン。BBench 1.01(海人氏・作)にて「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」と「10秒間隔でのキーストローク」、WebブラウザはInternet Explorer 11を指定し、タブブラウズはオフ。満充電の状態からバッテリー残量が残量5%で自動的に休止状態へ移行するまでの時間を計測
BayTrail-T世代の8型Windowタブレットは、スペックや価格帯が横並びになる傾向があるが、他より軽量、デジタイザー搭載、SIMロックフリーモデルあり、DTCP-IP標準対応など、それぞれどこかに差別化ポイントがある。
この点、ThinkPad 8は「8型Windowsタブレットとして、現時点最強」と言ってよい高いスペックを備えたのが大きな差別化ポイントだ。価格は確かに少々高いかもしれない。ただ、現時点ライバル機では選べない高精細ディスプレイと大容量(最大128Gバイト)ストレージ、シンプルにこの2つの特徴だけでもその分をプラスして余りある魅力がある。また、ドメイン参加やグループポリシーの設定などとともにオフィスネットワーク“にも”接続する使い方を想定するなら、ビジネス向けエディションのWindows 8.1 Proをしっかり選択できるのも本機を選ぶべき理由の1つに挙げられる。
詳細パフォーマンステストは後日行う予定だが、Bay Trail-T+Windows 8.1搭載マシンは過去のベンチマークテストや実動作感から、価格帯から想像する以上のパフォーマンスを発揮する実力を持っている。本機はより上位のCPUを採用し、かつ前述した簡易テストの結果から、Miix 2 8を相応に上回る結果を示してくれると思われる。
現在人気の8型Windowsタブに足りない要素=「それは高精細ディスプレイ搭載だ!」 と感じていた人とって、まさに待ち望んでいた仕様を備えた1台と言える。
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