第4回 大きく変わった「5ボタントラックパッド」を快適に使えるようにする、2つのコツ「ThinkPad X240s」ロードテスト(2/2 ページ)

» 2014年03月27日 10時00分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]
前のページへ 1|2       

「ちょっとした修正」で違和感が解消

photo パッド上部中央部にはセンタークリックボタンの位置を示す突起がある。物理的に盛り上がっていたこれまでのボタンと、本機のパッドごと上下に押す仕様の5ボタントラックパッドは確かに操作感の違いはある。ただ、トラックポイント操作についてはまずはこの突起を意識して操作するようにすると、次第に違和感なく操作できるようになっていった

 なぜ筆者は、この感覚のズレを修正できたのかを客観的に考えてみた。まずはセンターボタン(トラックポイントのスクロール用)の位置はココ! と自身に覚えさせたのが1つめ。そして、左右クリックボタンはこのセンターボタンのすぐ左右を押せば機能するのだという発見。この2つがポイントだった。

 センタークリックボタンが機能する部分(トラックパッドの中央上部)には小さい突起がある。目で見て操作すれば押しミスはないのだが、トラックポイントを長年使い慣れていたので当初はこの突起に頼る発想がなかった。つまり、無意識にここにあるだろうという感覚だけで操作していたことにズレがあり、これが当初の思うように操作できないストレスにつながっていた。

 これを、まずは指でスリスリ探すようセンターボタンの突起を意識しながら操作すると、次第にこれまでの位置的な感覚のズレが修正されてきた。位置に慣れることで、現在はもう強く意識しなくてもちょうどよい位置に指を置けるようになったというわけだ。

 続いて左右クリックボタンは、ここから指を「気持ち少しずらせば」機能する。意識して左右の“端”を押さなくてもよい、のがコツ。ともあれまずはセンタークリックボタンの位置を体に覚えさせるのがキモである。

photo ジェスチャー機能の有効/無効は細かく設定できる。筆者は、必死でタイピングしているとチャームが意図しない場面で発動することがあるためエッジスワイプ機能はオフにしている

これまで経験したどんなクリックパッドとも異なる操作感

 なお、基本的なことだが、まずは「マウスのプロパティ」でトラックポイントの設定を調整することもお勧めしたい。筆者自身はすでに標準状態で完全になじんだので必要なくなったが、まずはタッチパッド機能(ジェスチャー以外)の無効と反応するボタンサイズを「大」にしておくのがよいと思う。また、ThinkPadに限らずエッジスワイプによるチャーム表示機能は、特に安定感のないところでタイピングしていると誤操作しやすいため、筆者は無効にしている。

photophoto トラックポイントの設定は、マウスのプロパティからアクセスできる。「タッチパッドを使用する」のチェックをオフにしてもジェスチャー機能は使える(画像=左) 「ボタンサイズ大」に設定すると、どこに指を置いてクリックボタンを押したか──を判別する領域が広がる(画像=右)

 左右クリックボタンは「中央寄りを押す」のをコツとしたが、あくまで筆者が会得した方法なのでそれが万人に向くかは分からない。意外と「左右の端(スイッチの真上)を押さなければ……」という意識が強い人もよく見かける。パッドごと押せるクリックパッドにおいては、ミスクリックのリスクを避けるべく確かに端寄りをしっかり押すのが無難で、実際に左右の端を意識して押さないと反応しない左右一体型ボタンやクリックパッドを備えたモデルもある。ほかを知っている人ほどデキの悪い製品の記憶が残っているがゆえ……筆者含めて少し皮肉なことだ。

 どうか安心してほしい。ThinkPadの5ボタントラックパッドは、そんな作りの悪い一体型ボタンやクリックパッドとは別物だ。左クリックはセンターボタンより左ならどこでもいいし、右クリックもまたしかりだ。必要なのはほんの少しの信じる勇気だけである。「正しく反応してくれる」と確信して「中央寄り」を押すことができれば、それまで経験したどんなタッチパッド/クリックパッドとも異なる、極上の操作感が得られるようになるはずだ。

photo 海外渡航前の京成スカイライナー車内にて。コンパクトなThinkPad X240sはこういった簡易机の上にも余裕を持って収まる







前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  2. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  3. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  4. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
  5. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  6. 省スペースで静音性に優れた3Dプリンタ「Bambu Lab A1 mini」がセールで25%オフの2万9900円に (2026年09月08日)
  7. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  8. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  9. HUION、アス比3:2の90Hz駆動ディスプレイを搭載したペン入力対応12.2型Androidタブレット (2026年09月08日)
  10. ラトックシステム、デュアル4Kディスプレイにも対応したHDMI切替器 (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー