「Chromebookとは何者なのか?」を知るためにチェックしたい記事10選:使ってみると意外とよろしい

» 2014年07月25日 18時30分 公開
[ITmedia]

日本でもChromebookが“ようやく”登場する

 グーグルによる7月14日の発表会以降、日本でも「Chromebook」に注目する関係者が増えてきた。海外の市場では、2012年以降、格安のクラムシェルタイプノートPCという認識のもと、米国市場ではノートPC売り上げの30%を超えるまでに成長している。

 日本でも、価格の安さでユーザーが注目しているが、現在、日本で予約販売を開始した日本エイサーにしてもデルにしても、当面販売するのは法人ユーザーと教育関係機関に限定している。個人ユーザーに対しては、今後、出荷をする可能性を示唆しながらも、現時点ではないと明言する。

日本エイサーの「Chromebook C720」も(写真=左)、デルの「Chromebook 11」も(写真=右)、11.6型ディスプレイを搭載して解像度は1366×768ピクセル。CPUは第4世代Coreプロセッサー・ファミリーのCeleron 2955U(1.4GHz、2コア/2スロット、TDP15ワット)を採用し、システムメモリにDDR3Lを4Gバイト実装、データストレージが16GバイトのSSDだ。無線接続も、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0を利用できる

グーグルのイベントで展示していたASUSTeKと日本エイサーのChromebook。このほか、東芝と日本HPが日本市場にChromebookを投入する予定だ

 以上のような事情で、個人向け販売は当面ないものの、法人ユーザーとして、または、家族(主に子ども)が学校で、それぞれChromebookのユーザーとなっているかもしれない。

 では、Chromebookは、これまでのクラムシェルタイプノートPCと何が異なるのだろうか。日本では実機に触れる機会がほとんどないため、想像だけが先行してしまい、Webブラウザベースでアプリを動かすから動作が遅いのではないかとか、常にネットワークに接続していなければならないからモバイル環境で使えるのかという、どちらかというとマイナス方面に考える関係者も少なくない。

 しかし、グーグルやデル、そして、日本エイサーのChromebook発表会で実機に触れてみると、その動作は軽く、Chromeアプリを使って文章の入力やゲームをしても処理が遅くてストレスを感じることはなく、また、Chromeアプリでは文章入力やGmail、Google 図形描画にAngry Birdsなどオフラインでも使えるアプリも数をそろえている。

 さすがにコストを抑えているだけあって、ボディはこれまで登場してきたバリュークラスのノートPCとほぼ共通した姿で、特に変わったギミックを施しているわけではない。それでも、日本エイサーのC720では、ボディの高さが19.05ミリで重さが1.25キロと薄くて軽量、デルのChomebook 11もボディの高さは24.6ミリと厚いが、重さは1.32キロと軽いノートPCの部類に入る(なお、Chromebook 11は、C720より重い代わりにバッテリー駆動時間は約10時間とC720の8.5時間を上回る)。

 グーグルの発表会では、日本エイサーとデルのほかにもASUSTeK、東芝、日本ヒューレット・パッカードがChromebookを日本で投入することを明らかにしている。

 PC USERでもChomebookについて、グーグル、デル、日本エイサーの発表会や展示製品の姿をはじめとして、連載「まとめて覚える! Windows 8.1 Update」では米国におけるChromebookとMicrosoftの戦略などの最新動向を紹介している。

 ここでは、これまでPC USERで掲載してきたChromebook関連の記事をまとめてみた。新しいカテゴリーを確立するのか、それとも、さらに後に続く次世代プラットフォームまでのつなぎとなるのか、そして、法人や教育現場だけでなく、個人の汎用デバイスとしても使えるのか、それぞれがChromebookに期待する役割を考察する参考にしていただければ幸いだ。

Chromebook概論

 鈴木淳也氏の連載「まとめて覚える! Windows 8.1 Update」のなかでChromebookの最新動向を「Netbook」が普及した経緯とMicrosoftのWindows OS戦略と重ねて解説した記事だ。

発表会関連記事

 グーグル、デル、日本エイサーは教育現場における利用を訴求する。管理コンソールを使った一括設定やセキュリティなど、彼らが取り上げるChromebookの特徴は、専属のIT管理部門が置けない組織における情報デバイス管理に大きなメリットがあるといえる。一方で、その特徴は個人ユーザーにどれだけのメリットをもたらすのかを考える必要もあるだろう。

Chromebook製品情報記事

 日本エイサーのChromebook C720も、デルのChromebook 11も、そのスペックはほぼ共通する。11.6型ディスプレイを搭載して解像度は1366×768ピクセル。CPUは第4世代Coreプロセッサー・ファミリーのCeleron 2955U(1.4GHz)2コア/2スロット、TDP15ワット)を採用し、システムメモリにDDR3Lを4Gバイト実装、データストレージが16GバイトのSSDだ。無線接続も、IEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0を利用できる。

 現時点では、デルと日本エイサーの2モデルが日本市場における出荷時期を明らかにしているが、グーグルのローンチイベントでは東芝とASUSTeKのChromebookも公開して、ディスプレイサイズでは13.3型のモデルも姿を見せている。また、世界市場に目を広げると、2014年下期にかけて20モデルが登場するという。

 受け入れる市場が特定のカテゴリーになる可能性は高いかもしれないが、それだけに、所属する組織が導入したら自分の意思とは関係なく、Chromebookのユーザーになるかもしれない。そのときのために情報をチェックしておいても“損”はしないはずだ。

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