「GR」認定のカメラを搭載、エモパーも進化――「AQUOS SERIE SHV32」

» 2015年05月14日 12時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 シャープがKDDI向けに供給しているハイスペックなスマートフォン「AQUOS SERIE」の最新モデル「AQUOS SERIE SHV32」が、6月中旬に発売される。

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photo シャープ製の「AQUOS SERIE SHV32」。カラーはホワイト、グリーン、ピンク

 AQUOS SERIEは、シャープのスマートフォンではおなじみのIGZO液晶ディスプレイや、3辺狭額縁の「EDGEST」スタイルを採用したモデル。ディスプレイはフルHD(1080×1920ピクセル)表示対応の5型で、新開発のバックライトとカラーフィルターの「S-Pure LED」により、光の3原色の再現性がさらに向上した。

 ボディカラーはホワイト、グリーン、ピンクの3色で、背面をフラットな形状に仕上げた。ホワイトとピンクは全面パネルにも色を付けたほか、3色ともフレームと背面に異なる色を用いたツートンカラーにしている。4隅の角をそぎ落とし、握りやすさにもこだわった。

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 有効約1310万画素CMOSカメラは、auのスマートフォンとしては初めて、リコー「GRシリーズ」の開発メンバーによる画質改善認証プログラム「GR Certified」を取得。レンズを新たに開発し、中心から周辺まで高いコントラストと解像力を持たせてゆがみを少なくしたほか、きめ細やかなノイズ低減処理が可能になった。光学式手ブレ補正も搭載している。

 フルHDサイズで秒間最大1200枚、フルワイドVGAサイズで秒間最大2100枚をつなげて再生する「スーパースロー映像」も新たに採用。フルワイドVGAサイズで70分の1、フルHDサイズで40分の1の速度になる超スロー映像を楽しめる。

 有効約210万画素のインカメラはより広角になり、多人数が入っても余裕を持って写せる。さらに、インカメラでも顔検出をした露出補正に対応している。

 スマートフォンから話しかけてくれるシャープの独自機能「エモパー」もバージョンアップ。ユーザーに合った話題を話しかけてくれる機能、外ではイヤフォン装着時にも話しかけてくれる機能、ユーザーの簡単な問いかけに反応する機能、エモパーの気持ちを可視化する機能を追加した。

 片手で操作しやすいよう、画面全体を縮小表示できる「画面縮小モード」は、好みのサイズに調整できるようになった。

 OSはAndroid 5.0、プロセッサは8コア、メインメモリは3Gバイトとなり、スマホとしての性能も向上した。通信サービスは下り最大225Mbpsの4G LTE、下り最大220MbpsのWiMAX 2+をサポートする(いずれもキャリアアグリゲーション有効時の速度)。3Gには対応しない。VoLTE、おサイフケータイ、ワンセグとフルセグ(録画対応)、赤外線通信などの日本向け機能を利用できる。

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「AQUOS SERIE SHV32」の主な仕様
機種名 AQUOS SERIE SHV32
メーカー シャープ
OS Android 5.0
プロセッサ Qualcomm Snapdragon MSM8994/2.0GHz+1.5GHzオクタコア
メインメモリ 3Gバイト
ストレージ 32Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大128Gバイト)
ディスプレイ 約5.0型フルHD TFT液晶(IGZO)
解像度 1080×1920ピクセル
連続通話時間 約1200分(VoLTE)
連続待受時間 約380時間(LTE/WiMAX 2+)
バッテリー容量 2600mAh
メインカメラ 有効約1300万画素CMOS
インカメラ 有効約210万画素CMOS
ボディカラー ホワイト、グリーン、ピンク
サイズ(幅×高さ×奥行き) 約70×132×9.6(最厚部約9.9)ミリ
重量 約134グラム
発売予定日 6月中旬

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