米Microsoftは7月13日(現地時間)、次期Windowsプレビュー版である「Windows 10 Insider Preview」の配信を一時停止すると発表した。OEMメーカーなどへ配るいわゆる完成版の「RTM(Release To Manufacturing:量産出荷版)」をリリースする準備に入ったためだ。
現時点でWindows 10 Insider Previewは、Slow Ring設定ユーザー向けに「Build 10162」、Fast Ring設定ユーザー向けに「Build 10166」が公開中だが、現地時間の7月13日午後12時50分から24時間以内にWindows Updateでの配信が一時停止される。停止後は古いBuildのユーザーでもアップグレードが行えない。また、ISO版(現時点でBuild 10162)のダウンロードおよびプレリリースキーを使ったアクティベーションも無効になる。
同社はWindows公式ブログで、Windows 10の一般公開は間近だが、Windows 10 Insider Previewのユーザーに向けて、何か問題が生じたらフィードバックアプリで引き続きリポートを送信するようにと述べている。
Windows 10 Insider Previewのユーザーに向けた次回の配信は、RTM相当かそれ以降のアップグレードになる見込み。7月29日からは順次Windows 7/8.1ユーザーを対象として、Windows 10製品版のアップグレードが1年間無料で提供される。
同社はRTM完成後も、Windows最新Buildを一般公開前に試用して開発側へフィードバックすることで製品改善に役立てるWindows Insider Programを継続し、Windows UpdateやISOでの配信も今後再開する予定だ。
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